2024.10.17 21:34懲戒処分に時効なし 地方公務員法にも国家公務員法にも懲戒処分の時効を定める規定がない。 公務員の道義的責任を問い、役所内部の規律・秩序を維持するという懲戒処分の目的からすれば、相当期間を経過しても、目的を達成するために必要であれば、懲戒処分を行えるようにするためだと考えられる。 事件から長期間経過すると、記憶が曖昧になり、証拠が散逸し、事実認定が困難になる可能性が高くなるが、過去にも何度か上記記事と同様の事件が発覚したけれども、大きな混乱なく運用されていると思う。
2024.08.27 05:39勤務時間中の喫煙 <追記1,2,3> 下記の記事によると、兵庫県の尼崎市役所では敷地内に喫煙所があり、勤務時間中に市職員が喫煙しているのはけしからんと言う人がいるらしい。
2024.08.20 12:49イメージ戦略 ケチをつけるつもりはないが、下記の記事を読むと、市役所の仕事は、地味で、ルーティンワークも多いし、住民から理不尽なことを言われることも多いなど、現実を直視させた方が就職のミスマッチを防ぐためにはよいのではないかと思わなくもない。
2024.08.12 06:10条件付採用期間中の職員が育児休業を取った場合 先週の金曜日、2つの市役所の合同職員研修に出講した際に、秘書人事課課長代理さんから「条件付採用期間中の職員が育児休業(3年)を取った場合に、採用から6か月(延長した場合には1年)を経過した時点で、正式採用されるのでしょうか?」という質問を受けた。 考えたことがない問題なので、戸惑ったが、このような問題については、法令の目的、条文・制度の趣旨から発想するのが常道だ。 条件付採用職員の勤務条件は、正式採用された職員と同じだから、育児休業(3年)を取ることができる(地方公務員の育児休業等に関する法律第2条第1項)。 この点については、異論はないと思われる。 問題は、育児休業を取った条件付採用職員が、条件付採用期間6か月(延長した場合には1年)を経過した場合...
2024.07.27 09:12言葉を言い換えても・・・ 下記の記事によると、7月24日から、青森県警は、言葉にするのをためらい申請しづらかった「生理休暇」と「不妊治療休暇」の名称を「F休暇」と「ライフサポート休暇」に変更したそうだ。
2024.07.26 02:50百条委員会証言を妨害する通達? <追記> 下記の2つの記事によると、7月12日に「百条委員会に関する各種服務について」という文書が兵庫県の各部総務課の副課長らを集めた会議で配布されたそうだ。 これには、①「百条委員会が実施するアンケートに、職員が勤務時間中に回答を作成する場合は、「職務に専念する義務の免除の申請および承認手続きが必要」とされていること。」②「委員会から、職務上の秘密または職務上知りえた秘密が含まれる事項について出頭または出席の請求があった職員は守秘義務免除の申請手続きを行わねばならない」、「(守秘義務免除の)対象となる内容は最小限のものとする」、「各部総務課あてに申請し、各部総務課長が承認」すると記載されていたらしい。
2024.07.15 21:30庁舎内での政党機関紙の勧誘・配布・販売 Googleで「地方公務員法」というキーワードを登録してこれに関連するニュースが自動配信されるようにしている。 今朝、自動配信されたメールを見たら、なぜか10年近く前の陳情書があった。どんなけタイムラグがあるねん!笑 しかし、お蔭でこんなこともあったなぁ〜と思い出した。お若い方は、ひょっとしたらご存知ないかもしれないので、リンクを貼っておく。
2024.05.21 21:15前代未聞 下記の記事によると、「横浜市立学校の教職員による児童生徒への性犯罪事件の公判で、市教育委員会が多数の職員を法廷に動員し、第三者の傍聴を妨げていたことが分かった。11回の公判で延べ525人に動員を命じ、実際に大半が傍聴に訪れていたという。市教委は21日に会見を開き、被害者の特定を防ぐ目的だったと強調した上で、対応を改めると釈明。「裁判公開の原則」をうたう憲法に反するとの指摘に対しては言及を避けた。」 「一方、被害者が市立学校の児童生徒でも、加害者が市の教職員ではない事件の公判については動員をかけていないことも判明したが、曖昧な説明に終始した。」