ほらね♪ 決して諦めていないのだ。ソ連はまがいものだそうだ。かつて絶賛していたことを記憶から消し去っているようだ。
自分たちこそがマルクスの忠実なる僕(しもべ)であって、必ずや社会主義を実現し、究極的には人類史の最終段階である共産主義に至り、国家を消滅させるのだと御託宣を述べている。
ミーゼスやハイエクを読めば分かるのだが、社会主義や共産主義は、理論的に間違っており、いずれも自由を抑圧する全体主義・集産主義になるのだ。
これを承知の上であれば、社会主義・共産主義を目指すということは、自分がこの国ないし世界の支配者になって人々を支配したいということを意味する。狂信的なカルト宗教だ。
棺桶に片足(両足だな。苦笑)を突っ込んでいるので、日本の将来を担う子供達のために、何度でも警鐘を鳴らそう。
共産主義において、「労働者は祖国をもたない。」(大内兵衛・向坂逸郎訳『共産党宣言』岩波文庫65頁、金塚貞文訳『共産主義者宣言』太田出版56頁)ので、愛国心なんてさらさらなく、むしろ国家は消滅すべきもの、破壊すべきものだから、平気で国を裏切るし、国益を害することも厭(いと)わないし、国を売ることに躊躇(ためら)いはない。
共産主義の実現と国家の破壊という目的のためには手段を選ばないのだ。
「共産主義者は、これまでのいっさいの社会秩序を強力的に転覆することによってのみ自己の目的が達成されることを公然と宣言する。支配階級よ、共産主義革命のまえにおののくがいい。プロレタリアは、革命においてくさりのほか失うべきものをもたない。かれらが獲得するものは世界である。
万国のプロレタリア団結せよ!」(前掲・岩波文庫87頁。太字:久保)
「共産主義者は、かれらの目的が、これまでのいっさいの社会秩序を暴力的に転覆することによってしか達成され得ないことを公然と宣言する。支配階級よ、共産主義革命の前に慄(おのの)くがいい。プロレタリアには、革命において鉄鎖のほかに失うものは何もない。かれらには獲得すべき全世界がある。
全世界のプロレタリア、団結せよ!」(前掲・太田出版97頁。太字:久保)
このように法秩序、道徳、慣習、伝統、文化、宗教、礼儀作法・マナーなど一切の社会秩序を暴力的に転覆することを公然と宣言している以上、破壊対象たる法も道徳も守らないし、このことにいささかも痛痒(つうよう)を感じない。
「家族の廃止」(前掲・岩波文庫63頁、前掲・太田出版52頁)や「婦人の共有」(前掲・岩波文庫65頁)・「女性の共有制」(前掲・太田出版55頁)を公然と宣言し、夫婦別氏・同性婚を推進して、家族制度・夫婦制度という社会秩序を破壊しようとする。
LGBTQ+を推進し、学校教育で過激な性教育を行なって、健全な性倫理や善良なる風俗を破壊する。
皇室を「天皇制」と呼んで、ことあるごとに批判し、ギロチンにかけられたルイ16世や銃殺されたロマノフ家のように、皇族すべてを死刑にすることを熱望し、それが現時点で叶わぬのであれば、女系天皇を容認させて万世一系の皇統を断絶しようとする。
慣習や伝統文化を尊重しようとはせず、むしろ多文化共生という名の「多文化強制」により、慣習や伝統文化を破壊しようとする。
移民を入れて社会秩序を破壊し、日本を多民族国家化して混乱の坩堝(るつぼ)に陥れようとする。
目的のためには手段を選ばないので、ロシア革命のように人殺しも厭(いと)わないし、日本赤軍のようにテロも平気で行う。
マルキスト以外はすべて敵であり、敵の命を奪うことに躊躇(ちゅうちょ)しないから、日ソ不可侵条約を一方的に破棄したり、戦時国際法を無視して日本兵をシベリアに抑留したり、北方領土を侵略したりするなど、国際法を守る気などさらさらない。
道徳・倫理は破壊すべき社会秩序であって、そもそも道徳心・倫理観が欠如しているので、息を吐くように平気で嘘をつき、己の矛盾した言動、例えば、他者に対する批判が自分に返ってくるブーメラン発言をしたり、ダブルスタンダードの二枚舌発言をしたりしても、恥を恥とは思わない。
共産党も、社民党も、立憲民主党も、れいわ新選組も、日本維新の会も、参政党も、保守党も、自民党左派も、私に言わせれば、同じ穴の狢(むじな)。優先順位や方法論などに違いがあるため、派閥が異なるだけの似た者同士。保守主義を名乗っている党やこれに類似する党もあるが、似非(えせ)保守主義で、その本質は国家社会主義。
有権者がこれに気づいてくれたらいいのだが。
少数意見を国政に反映させるという名目で、零細左翼政党を存続させるための比例代表制なんて、さっさと廃止して、人物本位で選べるようにしてほしいものだ。