2024.10.20 21:45平和は相互の恐怖に基づくものなり 日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)のノーベル平和賞受賞が連日報道されていたが、最近になってようやく落ち着きを見せてきた。 似たような名前の団体が複数あって、部外者の私には訳がわからないので、ここで簡単に整理しておこう。 この日本被団協は、当初は原水爆禁止日本協議会(原水協)に所属し、原水爆禁止運動を行っていた。 日米安保をめぐって争いが生じ、民社党・自民党系が原水協から離脱して、核兵器禁止平和建設国民会議(核禁会議、現:核兵器廃絶・平和建設国民会議、略称はKAKKIN(かっきん))を立ち上げた。 次に、ソ連の核実験等の評価をめぐって争いになり、日本共産党は、「防衛的立場の社会主義国の核実験を帝国主義国の実験と同列に論じるのは誤り」であるとして、...
2024.09.08 04:38危機感があるようで全くない 下記の記事によると、「海上保安庁は過去最大規模となる3万トン級の多目的巡視船の建造を2025年度から始め」るそうだ。しかも、武装を搭載しないそうだ。
2024.08.06 03:30一瞬、我が目を疑った <追記1,2> 下記の記事によると、「午前5時前、市職員は「慰霊の場になります。公園外に移動してください」と公園の利用者に呼びかけた。しかし、原爆ドーム前では、「中国侵略戦争反対」「改憲戦争阻止」などと書かれたプラカードやのぼりを掲げた数百人が腕を組んでかたまり、移動を拒否した。」そうだ。 「中国侵略戦争反対」とあるので、「えっ⁉︎ 反戦・反核団体が中国による侵略戦争に反対しているのか?」と一瞬、我が目を疑ったが、そうではなく「改憲戦争阻止」とあることから、「憲法を改悪して日本を戦争(自衛戦争も含む。)ができる国にしてはならない!」、「日本の中国に対する侵略戦争に反対!」という意味らしい。 これらの自称「反戦・反核」団体は、核兵器で日本を恫喝している中国・ロシア・北...
2024.07.25 13:50平和ボケは、スパイやテロリストに助力することだ 下記のCNN記事によると、「仏内務省は23日、パリ五輪のスタッフを対象に身元調査を実施した結果、約5000人が除外され、このうち約1000人は妨害やスパイ行為の疑いがあったことを明らかにした」そうだ。
2024.06.18 04:55米国下院、自動的に徴兵登録する法案を可決 下記の記事によると、6月14日、米国下院は、国防権限法案(NDAA)を可決した。 1980年から実施されてきたSelective Service System(SSS)「選抜徴兵制度」は、任意の登録制だったが、登録者数が十分ではなく、脆弱で非効率的な制度であった。 この法案の可決により、徴兵年齢(18歳から25歳まで)にある米国市民及び米国に居住するその他の男性は、すべて自動登録されることになる。つまり、米国市民権を有する二重国籍者はもちろん、不法滞在者や難民までも自動登録されるわけだ。 ただし、移民国籍法の第 101条に基づいて非移民として合法的に米国に入国した外国人(ex.留学生、駐在員、観光客)には、米国で合法的な非移民ステータスを維持し続けて...
2024.05.20 22:57赤色汚染 台湾で20日、民進党の頼清徳氏が新しい総統に就任した。 下記の記事によると、「呉江浩・駐日中国大使は20日、日本の国会議員約30人が台湾でおこなわれた頼清徳(ライチントー)新総統の就任式に出席したことについて、「公然と台湾独立勢力に加担するもの」と非難した。在日中国大使館が日本の政治家や学者を招いた座談会で述べた。」 「「日本という国が中国分裂を企てる戦車に縛られてしまえば、日本の民衆が火の中に連れ込まれることになる」とも述べた。」 「座談会には、鳩山由紀夫元首相や社民党の福島瑞穂党首などが参加した。」(太字:久保)
2024.04.30 11:54ヨーロッパで徴兵制が復活 <追記> 以前、このブログで述べたように、我が国の憲法学者及び政府は、徴兵制は憲法違反であると解しているが、このような解釈は、我が国が1979年に批准した「市民的及び政治的権利に関する国際規約」第8条第3項に反するのみならず、世界の常識に反する。 また、かつて我が国でも、女性の兵役義務があったことも述べた。
2024.03.14 10:56欧州で増えつつある女性の徴兵制 今のところ、我が国のメディアは報道していないようだが、デンマークが徴兵の対象に女性を含めることを発表した。ノルウェー、スウェーデンに続き3か国目となる。
2023.03.27 04:30正義と力 毎日、ロシアによるウクライナ侵略に関する報道を目にすると、非日常が日常化してしまうことに恐ろしさを感じると同時に、「人間は考える葦である」という言葉で有名なフランスの哲学者・数学者パスカル著『パンセ』(1669年)の「力のない正義は無力であり、正義のない力は圧制的である」という一節を思い出す。「正義。力。 正しいものに従うのは、正しいことであり、最も強いものに従うのは、必然のことである。 力のない正義は無力であり、正義のない力は圧制的である。 力のない正義は反対される。なぜなら、悪いやつがいつもいるからである。正義のない力は非難される。したがって、正義と力とをいっしょにおかなければならない。そのためには、正しいものが強いか、強いものが正しくなければ...