東京新聞の「「わたしたちは犯罪者ではない」 非正規滞在で困窮する外国人と支援団体が「排外主義的」主張に危機感訴え」という記事のタイトルに違和感を覚えない人はいないだろう。
東京新聞は、「不法滞在」を「非正規滞在」と言い換えたいようだが、言葉をどのように言い換えようとも、本質は変わらない。
「不法滞在者」には、在留期間を超えて日本に在留している「不法残留者」と、不法入国して日本に在留している「不法在留者」が含まれる。
不法滞在者に対しては、3年以下の拘禁刑又は300万円以下の罰金が科され(出入国管理及び難民認定法第70条)、また、不法滞在者は、行政処分として退去強制の対象になる(同法第5章)。
不法滞在は、自然犯ではなく、法定犯だと言われているが、犯罪であることに間違いはなく、「わたしたちは犯罪者ではない」なんて言い訳は通用しない。
御涙頂戴の嘘話は、聞き飽きた。
難民の地位に関する条約第1条の規定又は難民の地位に関する議定書第1条の規定により難民条約の適用を受ける難民に該当しない限り、出入国管理及び難民認定法に基づいて、粛々と手続を進めてほしい。
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