2025.12.09 12:45首相の器 石破茂前首相が、中国の習近平国家主席との首脳会談を回顧して、習主席の人物を次のように評している。 「うん底知れない。一種の恐ろしさ…中国の大人(たいじん)っていうのかしら。それはトランプ大統領みたいに本当に言いたいことを言い合うっていうことにはなかなかならなかったですよね。 もちろん実際に会談したってのは1回だけだけれども、もちろんそこで何か言い争いがあったわけでもない。ただあの中国っていう国の歴史であり、特に日本との関係で中国の経済、中国の安全保障、中国の思想そういうものを本当に可能な限り学んでいかないと、この人とは話ができないねっていう。そういう一種のうん。威圧感っていうのかな、言い方おかしいですけども、そういう底知れぬ深みみたいなものは感じまし...
2025.12.07 08:59いのち短し 恋せよ乙女 今日は、天気が良かった。散歩の帰り道、コンビニが外に設置している灰皿でちょっと一服しようと立ち寄ったら、店のオーナーだろうか、制服を着た70代後半の女性が灰皿を清掃なさっていた。手が冷たいだろうに、丁寧に水で洗っていた。「ありがとうございます」と言って、吸い殻を灰皿に捨てた。 何も買わないのは申し訳ないと思って、買い物したら、クーポンが2枚出てきて、ペットボトルのコーラとココアを2本貰った。ラッキー! さて、堺屋太一の小説『団塊の世代』がきっかけで、1947年・1948年・1949年の第一次ベビーブーム期に生まれた世代のことを「団塊の世代」と呼ぶようになった。現在 76〜78歳の人たちだ。 団塊の世代は、人数が多いため、受験や就職など、競争が熾烈で、...
2025.12.06 10:24ブーメラン発言 『実用日本語表現辞典』によれば、*** 「ブーメラン発言」とは、他者を批判・糾弾するはずの発言の内容が、そのまま自分自身にも該当し、自らの首を絞める結果となるような発言のことである。要するに「人のふり見て我がふり直せ」と咎められるような発言のことである。 「ブーメラン発言」という表現は、単に「自分にも当てはまる内容で相手を口撃すること」自体を指す以上に、「そのような状況に陥っても自分の非については認めない(二重基準)か顧みない(厚顔無恥)」ような態度に対する揶揄や侮蔑の意味を込めて用いられる傾向が色濃い。 とりわけブーメラン発言が多くて目立つ人物や団体は「ブーメラン職人」と呼ばれることがある。その言動は芸風になぞらえて「ブーメ...
2025.12.06 06:38「キンダーハイム511」? 浦沢直樹の漫画・アニメ『MONSTER』に、キンダーハイム511という施設が登場する。子供たちから人間性を奪い、東ドイツのために働く殺戮兵器として教育する実験場だ。 もちろん、これは架空のお話なのだが、チャウセスクが独裁者として君臨していた社会主義時代のルーマニアの孤児院がモデルになっていると思う。 「チャウセスクの落とし子」「チャウセスクの子供たち」などと呼ばれるが、劣悪な環境で愛情を知らずに育った「ルーマニアの孤児」の末路は、悲惨であり、哀れだ。 下記の記事によると、ロシアが連れ去ったウクライナの子供たちの一部が北朝鮮の「松涛園国際少年団キャンプ場」に送られ、「日本の軍国主義者を全滅させる」ことを教えられているそうだ。 真偽の程は分からないが、事...
2025.12.05 06:34中国監視社会の源流 北魏の「三長制」が相互監視システムだったこと、「均田制」が中間搾取を排除した農民の農奴化だったことを説明している下記の記事が面白かった。 単なる古代のお話ではなく、北魏の「中間組織を排除し、国家が個人を直接管理する」統治理念が現代中国にも生き続けている点を指摘しているからだ。 この北魏の統治理念と全体主義とは類似性・親和性がある。中国共産党の統治が曲がりなりにも続いている理由の一つと言えるかも知れない。
2025.12.04 10:19偽の転職求人ポータルサイトにご用心 下記の記事によると、従来、北朝鮮工作員は、偽の身分証明書を使って米国企業に就職し、情報を盗んでいたらしいが、最近では、米AI企業を標的に偽の求人ポータル運営しているそうだ。 「金正恩(キムジョンウン)政権のために資金や技術を盗み出す新たな手口」らしい。 「採用前の求職者の端末に長期的にアクセスすることを狙っている」 「応募者は通常のコーディングテストや有望な仕事の機会を得るための手順を踏んでいると思い込んでいるため、採用担当者が送ってくるものは何でも受け入れる可能性がはるかに高い」 「求職中であることを現在の雇用主に知られたくない応募者は疑わしい点を報告する可能性が低く、攻撃者が気付かれずに入り込む余地がさらに広がる」
2025.12.04 07:00針小棒大 <追記> 小さな針ほどのことを棒ほどに大きく言うことを「針小棒大」という。要するに、誇張することだ。 下記の記事によると、「在日中国大使館は1日、X(旧ツイッター)に、過激派の中核派系の反戦デモを報じた中国国営中央テレビのニュース映像とともに「日本民衆が再び抗議活動を行い、高市(早苗)首相の誤った発言の撤回を要請」と投稿した」そうだ。
2025.12.04 00:09同じ左翼でも大違い 英国の労働党は、左翼だが、我が国の左翼政党とは異なり、愛国心がある。 英国のキア・スターマー首相は、中国を「真の国家安全保障上の脅威」だとして警戒を呼びかけ、中国政府がもたらす安全保障上の脅威を抑止するため、治安機関にさらなる権限と手段を与えることも約束した。
2025.12.02 23:45認知戦の次なるターゲット 下記の記事によると、「中国国営英字紙チャイナ・デーリーは「琉球王国が歴史的に中国の属国だったことや日本による琉球侵略」を示す「重要な証拠」が遼寧省の博物館で公開されたとの記事を1面に掲載した」そうだ。
2025.12.02 13:17水面下の静かなる戦い <追記> 下記の記事によると、「日本が中国向けのフォトレジスト(感光剤)の出荷を事実上、中断したことが分かり、中国半導体メーカー、SMIC(中芯国際)とCXMT(長鑫存儲技術)の生産に支障が生じる可能性が浮上した」そうだ。
2025.12.02 12:54事実上の租界 下記の記事によると、福岡県朝倉市の外国人向けマンション建設が白紙撤回されたそうだ。中国系企業が、「14階建て2棟を建設し、290世帯705人が居住する計画」で、「入居者は中国が40%、香港・台湾が40%、日本・韓国が20%を見込み、将来的に計6棟の建設を検討してい」たらしい。