6月24日、内閣官房は、「令和6年度国家公務員の働き方改革職員アンケート結果」を公表した。
興味深い内容だ。例えば、「継続して勤めたい」者は全体の5割近くを占めている(48.2%)が、「勤務を継続したいが、継続に不安がある」者は29.3%、 「数 年以内に辞めたい」者は9.5%だった。
役所が行うアンケート調査でいつも思うのだが、肝心なところが不明で、隔靴掻痒(かっかそうよう)の感がある。
例えば、「Ⅳ 勤務継続意向 ~勤務継続に不安がある要因(男女別)~」で、非管理職職員の30.8%に当たる「勤務を継続したいが、継続に不安がある職員」について、その要因を聞いたところ、「能力・スキルを蓄積できて いる実感がない」が39%で最も高いのだが、具体的に「能力・スキル」とは何を指すのかが不明なのだ。
これでは対策をしようがない。何のためにアンケートを取っているのか。毎年度アンケート調査を実施しているので、回答の傾向が分かっているはずだから、もっと掘り下げる質問をしたらどうなのか。アホなのか?
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