X(旧ツイッター)のナウル共和国政府観光局(公式)が次のように発表した。
【本日の業務停止のお知らせ】
仕事中にドラえもんの「おばあちゃんの思い出」を観てしまい、号泣が止まらず、もう業務にならないため、本日の業務を終了させていただきます。誠に申し訳ありません。
アニメ映画『おばあちゃんの思い出』(2000年)は、のび太くんがタイムマシンで8年前に戻って、今は亡きおばあちゃんと再会するお話だ。テレビで観たことがある。
日本文化を理解するなどの目的で、業務の一環としてこの映画を観たのだろうか、それとも勤務時間中にこっそり観たのだろうか。
後者の場合、日本だったら、職務専念義務に違反し、懲戒処分の対象となる。
号泣が止まらず、業務にならないというのは、理解できなくはないが、だからといって本日の業務を終了するというのは、職務怠慢であり、日本だったら、視聴の目的如何に関わらず、職務専念義務に違反するとともに、信用失墜行為の禁止に違反し、懲戒処分の対象になる。
まあ、おそらく注目を集めてナウル共和国への関心・知名度を高めるための冗談(ネットスラングの「釣り」)だと思うが、もし本当だったら、世知辛い日本と異なり、職務専念義務違反を大目に見るおおらかなお国柄だと言えるけれども、「勤勉の精神」に欠けるが故に、資本主義が発展しない証左だとも言える。
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