2025.07.27 13:43葬法 <追記> 夏らしく背筋が凍るお話をしよう。 墓地、埋葬等に関する法律(墓地埋葬法)では、遺体を土の中に埋葬する「土葬」が禁じられているわけではないが、我が国では、遺体を焼却する「火葬」が一般的で、我が国の火葬率は、99.9%で世界一らしい。 ところが、イスラム教では、戒律上、土葬以外の埋葬方法が禁止されている。 そこで、我が国に在留するイスラム教徒(ムスリム)の増加にともない、イスラム教徒の土葬墓地問題が顕在化している。 今日は、この問題について深入りしない。この問題を考える上で、我が国の葬法の歴史について振り返ろうと思う。 さて、文化は、高いところから低いところへと流れる。 例えば、玄関がそうだ。本来、玄関は、「玄妙なる道(=仏道)に入る関門」という意味であ...
2025.06.08 12:24ゴールドラッシュ再び? 金の価格高騰を背景に、北海道にある閉鎖した金山を外資系企業(カナダ、オーストラリア)が試掘する動きが広がっているそうだ。過疎化に悩む地元自治体は、地域経済の発展を期待する一方で、環境汚染を心配している。 詳しくは、下記の朝日新聞の動画が分かりやすく解説している。
2019.08.31 13:43クールではないクールビズ 平成17年(2005年)、小池百合子環境大臣の思い付きと小泉純一郎総理のお墨付きで始まったCOOL BIZ(呼称:クール ビズ)は、変な和製英語であるにもかかわらず、官民問わず、すっかり定着してしまった感がある。 しかし、私は、これまで仕事をする際にクールビズのファッションをしたことが一度もない。①クールビズは、環境省が提唱している政策にすぎず、なんら法的拘束力があるわけではないのに、一斉に「左」にならえで、有無を言わさぬ全体主義的空気に違和感を覚えるし、②服装はTPOに合わせるのが礼儀であると考えるからだ。暑いからといって、裃や羽織袴を脱いで登城する武士はいない。ジャケット・ネクタイは、現代の裃・羽織袴であって、身だしなみを整え、威儀を正して相手に...