スイスが国民向けに発行した『民間防衛』(原書房)は、日本でも有名で、私も一読した。
スウェーデンとフィンランドは、「国民に対して戦争を生き延びるために食料や医薬品などの蓄えを呼びかけるパンフレットを発行した」。第2次世界大戦中に初版が発行されて以来、5版目だそうだ。
スウェーデンのOm krisen eller kriget kommer『危機や戦争が到来したら』というパンフレットのデジタル版は、下記からダウンロードできる。
日本では、武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律(平成十六年法律第百十二号)が制定されている。いわゆる「国民保護法」だ。
これを受けて、『武力攻撃やテロなどから身を守るために』というパンフレットが発行されているが、いったいどれだけの人が読んでいるのやら。下記からダウンロードできる。
これで身を守ることができるとは到底思えないのだが。。。
また、例えば、民間人が敵兵を攻撃すると、戦時国際法違反として射殺されても文句は言えないなど、戦時国際法の基本を書いていない。本当に国民を保護する気があるのか、疑問だ。
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