シェルターについては、以前触れた。
下記の記事によると、「政府は武力攻撃から避難する国内の地下シェルターの収容人数を1000万人分に倍増させる。一時避難に活用できる商業ビルや地下駐車場といった既存施設の洗い出しを急ぐ。2025年度中に「実施方針」をまとめ、地方自治体の指定を促す。食料などの備蓄品を含むシェルターの機能など制度の設計を進める。」そうだ。
地下駐車場などの既存施設は、建築基準法上の耐震基準を充していたとしても、ミサイル攻撃等の空爆を想定していない。
安全だと思って逃げ込んだ国民が大勢死亡する事態が生じなければよいのだが。
この点、『建築知識2025年5月号 建物の壊れかた』(エクスナレッジ)という雑誌がある。
「可燃性ガスの爆発、爆薬による爆発、車や弾丸などの衝突による建物の壊れ方を解説。なかなか知る機会のないこれらの「壊れ方」の解説は、よりリアルな場面を表現したいクリエイターにとっても、資料として役立ちます。」とあるように、どちらかと言えば、漫画家、イラストレーター、アニメーター等を念頭に置いた雑誌かもしれない。
防衛省・自衛隊には、空爆に耐えられる建造物の知識が集積しているだろうから、これらを上手く活用してシェルター作りに役立ててほしいものだ。
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