朝6時前に目が覚めた。冷茶を飲もうと、ボーッとしながら、寝ぼけ眼で台所へ行ったら、クロスワードパズルをしていた老母がいきなり「もんきゅうって何?」と訊くものだから、「もんちゅう?ウォンチュー?南佳孝の『スローなブギにしてくれ( I want you )』(1981年)がどうしたんだ?」と思ってしまった。。。苦笑
寝起き直後は頭が回らないので、安直にネットに頼って調べたら、「もんきゅう」は、ゲートボールのことだった。
なるほど、確かに、ゲートは門で、ボールは球だから、「門球」。納得した。Thank you !笑
しかし、「門球」なんて、これまでの人生で一度も言ったことがなければ、見聞きしたこともなかった。
そこで、広義の法令で「門球」が使われているのだろうかと思って、検索してみた。
国の法令で「門球」を使っているものはないし、自治体の例規でも使っているものはなかった。ちょっと安心した。笑
頭が回転してきたので、他に似た言葉が法令で用いられているのだろうかと思って、調べてみた。
まず、「庭球」(テニス)は、国の法令で8本ヒットし、自治体の例規で1379本ヒットした。
次に、「卓球」(ping−pongピンポンは商品名で、英語ではtable tennisと言う。)は、国の法令で3本ヒットし、自治体の例規で2143本ヒットした。
さらに、「水球」(英語ではwater poloと言う。)は、国の法令になかったが、自治体の例規で41本ヒットした。
「蹴球」(サッカー)は、国の法令で2本ヒットし、自治体の例規で20本ヒットした。
「野球」(ベースボール)は、国の法令で21本ヒットし、自治体の例規で4202本ヒットした。
ちなみに、小説家司馬遼太郎は、一ツ橋大学予備門(のちの旧制一高)在学中にベースボールに夢中になった正岡子規が、自分の幼名が升(のぼる)なので、の(野)ボール(球)、「野球」と命名した旨を述べていたが、嘘っぱち。中馬庚(ちゅうま かなえ)が「野球」と命名したのだ。アホなマスコミが「司馬史観」と持ち上げる司馬遼太郎は、本当に当てにならん!
では、他の球技の漢字表記はどうなっているんだろうか?と調べてみたら、いっぱいあった!苦笑
どれも使ったことがないけど、選手や関係者は使っているのだろうか?
「氷球」(アイスホッケー)は、国の法令にも自治体の例規にもなかった。
「鎧球」(アメリカンフットボール)も、なかった。
「打球」(ゴルフ)は、国の法令にはない。自治体の例規で6本ヒットしたけれども、いずれもゴルフの意味で「打球」を用いていなかった。
「孔球」(ゴルフ)は、国の法令にも自治体の例規にもなかった。
「避球」(ドッジボール)は、国の法令にも自治体の例規にもなかった。
「羽球」(バドミントン)は、国の法令にはなかったが、自治体の例規で9本ヒットした。
「毛球」(バドミントン)は、国の法令にも自治体の例規にもなかった。
「籠球」(バスケットボール)は、国の法令にはなかったが、自治体の例規で9本ヒットした。
「籃球」(バスケットボール)は、国の法令にも自治体の例規にもなかった。
「排球」(バレーボール)は、国の法令にはなかったが、自治体の例規で55本ヒットした。
「送球」(ハンドボール)は、国の法令にはなかった。自治体の例規で1本ヒットしたが、ハンドボールという意味で「送球」を用いていなかった。
「撞球」(ビリヤード)は、国の法令にはなかったが、自治体の例規で3本ヒットした。
「杖球」(ホッケー)は、国の法令にも自治体の例規にもなかった。
「柱技」(ボーリング)は、国の法令にも自治体の例規にもなかった。
「投球」(ボーリング)は、国の法令にはなかった。自治体の例規で50本ヒットしたが、ボーリングという意味で「投球」を用いていなかった。
「闘球」(ラグビー)は、国の法令にも自治体の例規にもなかった。
亜米利加(アメリカ合衆国)のように、漢字の音を借りて外国を表記するのも分かりにくいが、球技の漢字表記も、「野球」のように広く流布しているものを除き、分かりにくい。一般国民に向けられた法令においては、可能な限り避けるべきではなかろうか。
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