一茂の股間の公共性

 テレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』で、長嶋一茂氏の股関節手術について60分にわたって報道したそうだ。

 関節痛に苦しんでいる人が大勢いるので、無駄ではないとは思うが、長すぎるきらいがある。


 長嶋一茂氏の話に1時間も使うならば、戦争研究所(ISW)のキンバリー・ケーガン所長がせっかく来日中なのだから、国際情勢、特に東アジア情勢について分析してもらったらいいのにと思う。


 この手の情報番組の司会者やコメンテーターの質が悪すぎて、床屋談義ばかりだから、本当の専門家、それも一流の専門家の話を聞きたいものだ。


 放送局の連中としては、一流の専門家の話は、愚民どもには難しすぎて、視聴率が低下するから、視聴者のレベルに合わせて床屋談義でいいのだと思っているのだろう。

 放送法第4条第1項第1号は、放送事業者に対して「公安及び善良な風俗を害しないこと」を義務付けているだけで、放送内容が高尚であることや有益であることを義務付けていないので、低俗番組もOKということで、毎日くだらない情報を垂れ流して、愚民化政策を続けている。


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