埼玉大学の豊田正嗣准教授らの研究によって、脳や神経を持たない植物が傷つけられると、その情報を他の部分に伝える仕組みが解明された。
植物が動物と似た仕組みを持っているからといって、植物も痛みを感じるとは直ちに言えないが、イスラエルのテルアビブ大学の研究チームによると、植物は、水分不足のストレスを感じると、組織内で発生した気泡が膨張して破裂する。この一連の動作に伴う振動で、数秒ごとにパチパチという音を放って、人間には聞こえない高周波の「悲鳴」を上げるそうだ。
昆虫にはこの「悲鳴」が聞こえるので、「悲鳴」を上げている植物を敬遠して、「悲鳴」を上げていない植物に卵を産み付けるらしい。
植物も、動物と同じ生物なのだ。痛みを感じ、悲鳴を上げても、不思議ではない。
わざわざ日本に来て、ベジタリアンやヴィーガン向けの飲食店が少ないと文句を言うvegetarianベジタリアン「菜食主義者」やveganヴィーガン「完全菜食主義者」の意見を聞いてみたいものだ。
我々日本人からしたら、動物であろうと植物であろうと、生きとし生けるものには生命があり、その生命を奪って食べなければ生きていけないのが人の悲しい性(さが)である以上、料理になった動植物、生産者、流通業者、料理人などに、ありがたく感謝して、大切に残さずいただくのが自然の理(ことわり)に適うし、このように考える方が、自己満足かも知れぬが、心が清浄になる。
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