滑稽話

 何十年間も、毎日、タバコを40本以上吸い、芋焼酎をストレートで2杯飲む不健康ジジイが、健康のために、自宅で中国産・韓国産等の外国産の食べ物を食べないように気を遣うのは、我ながら滑稽だと思う。


 だが、仕事で出講する場合には、外食せざるを得ない。一部の高級飲食店を除き、ほとんどの飲食店は、外国産の食材・食品を使用しているのだから、せめて我が家では安心安全な食事をしたいと思うのは、人情というものだろう。


 この外国産の食材・食品には、使用が禁じられている農薬・添加物等が使用されていたり、基準値を超えて使用されていたり、バイ菌まみれだったりする。


 もちろん、厚労省は、輸入時に検査を行っており、食品衛生法違反事例が公表されているが、たまたま違反が発覚しただけで、氷山の一角にすぎない。


 日本企業が輸入しているのだから、現地できちんと検査した上で安心安全な食材・食品を輸入しているはずだと信じたいところだが、下記の食品衛生法違反事例を見ると、有名企業ですら、何度も違反しており、信用できない。


 違反事例が最も多い生産国は、中国だ。日本を狙い撃ちにしているのかと勘ぐりたくなるぐらい多い。


 違反事例は、テレビのワイドショーが連日取り上げても不思議ではないネタなのに、海外で話題になるなど、余程の悪質なケースを除き、全く報道されない。

 輸入業者が番組スポンサーのグループ企業だったり、外国産の食材・食品を使っている食品メーカーや外食企業が番組スポンサーだったりするからだろうか。

 そうだとすれば、マスコミが散々叩いた「忖度(そんたく)」だ。報道機関だとか、ジャーナリストだとか、名乗るな。

 家計が逼迫し、安い外国産食材・食品を買わざるを得ないご家庭があることは、承知しているし、大きなお世話だということも分かっているけれども、大人よりも影響が出やすい小さなお子さんがいるご家庭では、可能な限り、外国産の食材・食品を避けた方がよろしかろう。上記の違反事例を見れば、理解してもらえるはずだ。

 やむを得ず外国産食材を使う場合には、よく洗い、よく火を通すことが肝要だ。


 我が家のように、購入時に中国産や韓国産等の外国産を避けても、パスタソースなどの食品に加工されていれば、避けようがないのだが、例えば、農薬について言えば、残留農薬の基準値は、人がその物質を一生毎日食べ続けても健康への悪影響がない量を元に決められているので、基準値以内の残留農薬であれば、健康に影響はない。

 また、残留農薬の基準値は、1つの農薬を複数の農産物からとりこむことを想定しているため、たとえ基準値を超えた食品を1つ食べたとしても、全体としてADI(一日摂取許容量)を超えなければ、心配する必要はない。

 つまり、毎日同じ食材や加工食品ばかり食べないようにしたり、様々な食材を少量ずつ使って料理すれば、健康への悪影響を避けることができるわけだ。

源法律研修所

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