大阪府吹田市(すいたし)がタレントマネジメントシステム「カオナビ」を導入するそうだ。
セキュリティ面が心配だが、経産省、横浜市などがすでにこのシステムを導入しており、追随する自治体が増えるかもしれない。
このようなシステムが導入されたら、手作業でエクセルに落とし込んでいた作業をせずに済むだけでも、かなり楽になる。
また、「好きこそ物の上手なれ」と言うように、例えば、法律や財務に関連する学部・大学院で好成績を上げた者や有資格者、法律や財務が好きで積極的に研修に参加し意欲的に取り組んでいる者などをピックアップして、適正配置するなど、組織横断的な人事行政を行うこともできるだろう。
ただ、AIによる人事評価を過度に信頼するのは危険だ。その人が職場にいるだけで安心感を周りに与えたり、要所要所でビシッと締めたり、やる気を出させたり、和ませたりするなど、情意面を評価できないからだ。
コンピューターではカバーできない情意面を人事課がどれだけカバーできるかが問われる。
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