地球は、丸い。それ故、最新鋭のイージス艦と言えども、水平線の彼方にある敵艦や飛行するミサイル・戦闘機等を自艦のレーダーで捉えることができないため、米軍は、軍事衛星等をリンクさせて味方のレーダーが敵を捉えれば、その情報を共有し、即座に迎撃できるシステム「共同交戦能力」(CEC)を実装している。このCECがなければ、イージス艦は、張子の虎だ。
2020年、海上自衛隊のイージス艦まやが初めて「共同交戦能力」(CEC)を実装した。
米国は、この「共同交戦能力」(CEC)を日本とオーストラリアにはイージス艦への搭載を認めている。
ところが、米国は、韓国には、この搭載を拒否したそうだ。
そこで、韓国世論は、同じ同盟国なのに、日本とオーストラリアには認めて、韓国だけ拒否するのはけしからん、と怒っているらしい。
これは、逆恨みだ。下記の記事によると、2017年に、米国は、「韓国を国家安全保障や核不拡散などの観点で注意が必要な「敏感国」に指定していた」そうだ。
要するに、米国は、韓国を同盟国ではあるけれども、信用できないと判断しているわけだ。
いちいち例証を列挙しないけれども、韓国は、自ら信用失墜行為を何度も繰り返し、まったく反省せずに厚かましく「CECの技術を提供してくれ」と求めたわけだ。
米国に拒否されたのは、韓国の身から出た錆であって、自業自得だ。
そもそも韓国の領海は、狭いし、敵は、陸続きで海軍力が低い北朝鮮だから、陸軍・空軍を強化すべきであって、そもそもイージス艦なんて不要なはずだ。
要するに、「主敵である日本がイージス艦を保有するなら、俺たちも」といういつものパターンだ。
トランプ大統領が、2泊3日で来日するのに、APEC議長国である韓国には、半日滞在しただけで日帰りすると報道され、韓国世論は激昂し、韓国側は、これではメンツが立たないと米国に泣きついて、せめて1泊して李大統領と首脳会談をしてくれるよう頼み込んだらしい。
米国としては、身の程を弁えろ、ということなのだろう。
日本としては、なにも韓国と事を構える必要はなく、関わらないのが一番だが、いちいち日本と比べられて迷惑なので、米国と中国との間を股ぐら膏薬のように行ったり来たりする韓国にはもっとしっかりしてほしいものだ。
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