2025.01.14 00:29仏大統領夫人がトランスジェンダーの男? フランス大統領にマクロンが就任した際に、妻ブリジットが3人の子持ちの24歳年上で、マクロンが子供だったときの教師だと話題になった。結婚時、マクロンは29歳で、ブリジットは54歳だった。 世の中にはモノ好きがいるものだと呆れたが、蓼食う虫も好き好き。勝手にしたらいい。この話題は、すっかり私の記憶から消えていた。 ところが、下記の記事を読んで、びっくり仰天した。ブリジットが生物学的に男だというのだ。 ちなみに、フランスで同性婚を認める法律が施行されたのは、2013年5月17日だ。マクロンがブリジットと結婚したのは、2007年10月であり、ブリジットの初婚は、1974年だ。1974年以前にブリジットが性転換手術を受けて法的にも性別を変更していたか、又はここ...
2024.11.30 06:28安楽死 キリスト教では、人がいつ死ぬかを決めるのは神だけだから、自らを殺す「自殺」は、殺人と同等の罪であって、神を冒涜するものとして、許されない。 それ故、安楽死も、自殺幇助であって、許されないということになる。 このような宗教的背景があるからこそ安楽死を認める法案の可否については、賛否両論に分かれるわけだ。 英国の下院が安楽死を認める法案を可決した。今後の動向に注目したい。
2024.11.05 08:20キリスト教に代わる代表制民主政の危機 <追記1,2> 以前このブログで、神と教皇への絶対的服従を求める恐怖支配こそがキリスト教会(カトリック)の本質だ、と述べた。 カトリック関係者を敵に回しかねない発言をしたわけだが、ど素人の私が何を言っても、何の影響力もない。
2024.10.17 10:05代理母出産の法規制 情けないことに、我が国には、代理母出産の法規制がなく、無法状態になっている。歴代内閣・国会の怠慢以外の何ものでもない。 下記の記事によると、国内での代理母出産を禁止しているイタリアの議会が、国外で代理母を通じて子供を持つことを禁止する法案を可決したそうだ。違反した場合、最長で禁錮2年の実刑判決と最高100万ユーロ(約1億6000万円)の罰金が科せられる。 イタリアでは、同性カップルが養子縁組や体外受精で子供を持つことが認められておらず、今回の法律により国外で代理母出産をすることもできないことになった。
2024.09.23 12:26道化 キッチンの換気扇の下で煙草を吸っていて、テレビを付けたら、eテレで小説家の遠藤周作が出ているではないか。知っていたら、最初から見たのに、残念だ。 1983年4月17日放送の『日曜美術館』「私とルオー」という番組の再放送だった。
2024.07.28 06:06獅子から採れた蜂蜜 <追記> Samsonサムソンをご存知だろうか。 紛らわしいが、スマホGalaxyなどを製造販売する韓国企業Samsungサムスン(朝鮮語で「三つ星」だそうだ。)のことではない。 旧約聖書の士師記13〜16に描かれた古代イスラエルの怪力無双の英雄がサムソンだ。 士師記14に、サムソンが殺したライオンの死骸から蜂蜜を集めて食べたという記述があるのだが、なぜライオンの死骸にミツバチが巣を作るのか、そんなことが実際にあるのか、それとも何かの比喩なのかと不思議に思ったものだ。 どういうお話かをかいつまんで説明すると、サムソンが好きな女性に会うため歩いていると、ぶどう畑にさしかかったところで、突然ライオンに襲われ、素手でライオンの顎を引き裂いて殺した。 この女性との結婚...
2024.07.12 01:14晴れ乞い条例? 「雨乞い」の対義語は、「晴れ乞い」であって、我が国では京都の貴船神社が神事として行った例があるそうだ。我々に最も身近な「晴れ乞い」は、てるてる坊主だ。 我々民間人がてるてる坊主を吊るしたり、神社が晴れ乞いの神事を自主的に行うのは自由だが、これを国や自治体が法的に強制すると、憲法が保障する信教の自由を侵害し、政教分離の原則に違反することになろう。 ところが、下記の記事によると、長雨が続くフランスのノルマンディー地方にある人口227人のクロンス村の村長が、「8月と9月、そして10月も雨がやみ、代わりに明るい太陽が顔を出し、微風が吹くよう、ここに命じる」、「フランス北部の教区司祭らは、最優先たる天との交信を通じて貢献し、よって本条例の施行に責任を負うこと」...
2022.05.30 03:50罪を憎んで人を憎まず 「罪を憎んで人を憎まず」というフレーズを時々見聞きすることがある。「罪は憎むべきだが、その罪を犯した人まで憎むべきではない、ということ」を意味する(『故事成語を知る辞典』小学館)。 天邪鬼(あまのじゃく)な私には、これがよく分からなかった。犯人を憎むことは、人間の心情として当然であって、犯人を憎まずに犯罪を憎めと言われても、犯罪が犯人とは無関係に単独で存在しているわけではないから、犯罪だけをどのように憎めば良いのだろうかと甚だ疑問だったからだ。 ところが、学生時代に刑法総論の講義で、刑罰の対象としての犯罪の意味をめぐる客観主義と主観主義の対立を習った際に、「罪を憎んで人を憎まず」を客観主義のことだと思えば、なんとなく分かるような気がした。 すなわち、...
2022.03.25 13:00違いがわかる男の悩み 昭和45年(1970年)から17年間にわたって、20人の文化人を起用したネスカフェのテレビコマーシャルが放送された。 「ダバダ〜♪」という伊集加代(旧芸名・伊集加代子。アニメ『アルプスの少女ハイジ』の主題歌を歌っている。)の『目覚め』という歌と「違いがわかる男のゴールドブレンド」というナレーションが視聴者を釘付けにした。 これらのうち、私の印象に強く残っているのは、小説家の遠藤周作が出演しているCMだ。遠藤が日本人でありながらキリスト教徒であることに終生苦悩し続けた作家であることをよく表現しているように思えたからだ。 私は、小学生から中学生にかけて遠藤の小説やエッセイをよく読んでいた。特に「ぐうたら」シリーズなどのエッセイは、勉強の合間に読んで、クス...
2021.10.13 15:00自由意志の背景 以前、「意志」と「意思」の異同について述べた際に省略したのだが、西洋では自由意志が認められるかどうかを巡って激しい論争が繰り広げられている。その詳細については、数多の書籍が売られているので、そちらへ譲るが、今日は、議論の背景にあるキリスト教の世界観について述べようと思う。 なお、参考文献は、多岐にわたるので、省略する。また、聖書の章句も、文章が長くなるので、一々引用しない。 とても大切なことだが、語弊のある表現や雑な説明であることは百も承知しているけれども、正確さよりも分かり易さを優先させているためであって、決してキリスト教徒の信仰を貶したり、妨げたりすることを意図しているわけではないので、失礼の段は、何卒(なにとぞ)、ご容赦願いたい。
2021.09.24 11:04クレジット その1 ブログを更新しないのですかというメールがあった。う〜ん、ブログを日課にしているわけではなく、気が向いたときに書いているだけなのだが。。。元気にしておりますので、ご安心ください。