2025.03.20 07:02議員の親族企業との契約解禁 石川県の穴水町議員政治倫理条例第3条第1項第3号の改正案が可決されたそうだ。 「議員、配偶者、3親等以内の血族、2親等以内の姻族が経営する企業」などは、町との請負契約、下請け工事などの契約をしないとする条項が削除されたそうだ。議員の成り手不足を解消するためらしい。
2025.02.26 22:23100万円の罰金では軽すぎる 公職選挙法の一部改正案が今国会で成立する見込みだそうだ。 「改正案は、ポスターに候補者の氏名を見やすく記載する規定を設け、営利目的の行為をした者に100万円以下の罰金を科すと規定。付則には、SNS規制や「2馬力」運動への対応を念頭に「必要な措置」を講じると明記した。」
2024.12.30 00:44家族会議 人口が1108人(令和6年4月1日現在)の京都府笠置町(かさぎちょう)の町議会は、議員定数8人。議員の成り手不足が深刻であるため、10月に実施された議員選挙で無投票で当選した新人全員が、現職議員の親族だったそうだ。 現職の山本議員の息子さんとご親戚の2人が新人議員。現職で議長の西さんの妻朋子さんも新人議員。 珍しいので、備忘録として記事のリンクを貼っておく。 将来的には、議員全員が家族親戚になって、議会が家族会議・親族会議の様相を呈する自治体が出てくるかも知れないし、宗教団体等の構成員が大量に移住すれば、自治体を乗っ取ることも可能になる。
2024.12.01 21:35閉会中の文書による質問 奈良県の香芝市議会基本条例(令和3年6月1日条例第14号)は、次のように定めている。(文書による質問) 第16条 議員は、閉会中に市長等に対し、文書による質問を行い、文書による回答を求めることができる。 2 市長等は、前項の規定による質問を受けたときは、速やかに文書により回答しなければならない。 3 議長は、前2項の規定による質問及び回答を全議員に通知するとともに、市民に公表するものとする。 4 第1項の質問は、議長を経由して行うものとする。 下記の記事によると、市議会議員から市議会閉会中の文書による質問が多くなされ、市職員の業務が逼迫し、対応に限界が生じているらしい。 そのため、市長は、市議会の閉会中に市議が...
2024.11.05 08:20キリスト教に代わる代表制民主政の危機 <追記1,2> 以前このブログで、神と教皇への絶対的服従を求める恐怖支配こそがキリスト教会(カトリック)の本質だ、と述べた。 カトリック関係者を敵に回しかねない発言をしたわけだが、ど素人の私が何を言っても、何の影響力もない。
2024.09.26 08:25Prime Minister首相 私は、自民党の国会議員でもなければ、党員でもないが、明日の自民党総裁選に関心がある。この自民党総裁が事実上次の首相になるからだ。 英国流の保守主義者である私からすれば、高市早苗氏や小林鷹之氏が私の考え方に比較的近いのだが、小林氏は経験不足だ。 これに対して、高市氏には、大臣や党の要職の経験があるが、学歴詐称疑惑のある東京都知事の小池百合子氏と同様の胡散臭さがある。 高市氏がメディアに登場した頃を覚えている。というのは、その発言内容もさることながら、「米国連邦議会立法調査官」「立法調査官」という肩書きが強烈な印象として残っていたからだ。 のちに鳥越俊太郎氏が経歴詐称疑惑として追及した。
2024.06.20 05:33政務活動費が再び脚光を浴びる 下記の記事によると、長野市議会(定数36人)の議員17人が所属する最大会派「新友会」が例年年2回開催している市民との意見交換会の参加者(昨年6月の会合には49人出席)に対して、政務活動費(会派所属議員一人当たり月額8万5,000円)から一律3,000円の交通費を支給していたほか、一人当たり1,000円から1,500円のケーキセットを振る舞っていたことが領収書から判明したそうだ。 長野市の例規では、政務活動費から会合での「交通費」や「茶菓料」を支給することが認められているが、上限が決められていない。cf.長野市政務活動費の交付に関する条例(平成13年3月30日長野市条例第1号)(政務活動費を充てることができる経費の範囲) 第5条 政務活動費は...
2024.03.12 12:18君 下記の毎日新聞の記事によると、「都道府県議会の本会議で議長や副議長が議員を指名する際、23議会が男女問わず呼称として「議員」を使っている」そうで、「ジェンダー平等や男女共同参画」が理由だそうだ。
2021.03.03 11:52議員バッジ 私のような市井(しせい)の者にとっては、議員バッジは、ただのバッジにすぎないが、当選なさった議員さんにとっては、住民の付託を受けた重責を自覚し、初心忘るべからずと気持ちを新たにするアイテムであって欲しいし、自治体職員さんたちにとっては、ある意味で要警戒信号かも知れない(笑)。 この議員バッジは、本来は、議員徽章(きしょう)と言うが、「徽」という字が常用漢字表にないために、議員記章又は議員き章と表記されることが多い。 議員には、衆議院議員、参議院議員、都道府県議会議員、市区町村議会議員がおり、混同を避けるために、それぞれ異なったデザインが用いられている。 これらのうち、地方議会議員については、都道府県・指定都市・一般市・町村それぞれが規格を統一した全国...
2020.09.14 01:25英国に学べ このような記事を目にするたびに、今こそ英国を見習えと思ってしまう。 英国は、王権に制限を加え、議会制民主政を世界で初めて確立したが、順風満帆というわけではなかった。 18世紀末から19世紀初頭にかけて保守党と自由党が近代的な政党になりつつあったが、その選挙は前近代的であって、金権腐敗選挙が横行していた。 候補者がパブで有権者に飲み食いさせることは、日常茶飯事であった。「投票日だけは王様で、あとの日は奴隷」だと考える有権者が多く、金権腐敗を嫌悪するよりも、むしろ票を金に換えることが有権者の特権であるかの如く考えられていたからだ。 投票の秘密が保障されているため、有権者は対立する候補者たちから金をせびるし、買収側も買収の効果が分からず疑心暗鬼になるので、...