気になった最近の条例

 下記の記事によると、静岡県「浜松市は9日の市議会議会運営委員会で、市議個人の市からの業務請負状況を公表する関連条例を制定する方針を明らかにした」そうだ。

 記事にもあるように、指定都市で条例化しているのは、京都市と神戸市だけ。透明性を高めることは良いことなので、他の自治体も追随してほしいものだ。

 埼玉県「戸田市では、感謝の言葉「ありがとう」を伝え合うことで、みんなが元気で明るく心豊かになり、笑顔で幸せを実感できるまちになることを目的として、『戸田市「ありがとう」を伝え合おう条例』を制定し」たそうだ。


 「ありがとう」と述べるのは、人として当然であるが、これは家庭や学校で教えるべきことであって、わざわざ条例で定めるべきことではない。


 それともなにか、戸田市では「ありがとう」と言わない住民が多いのだろうか?

仮に、そういう立法事実があるとすれば、「衣食足りて礼節を知る」(「 生活にこと欠かなくなって、人は初めて礼儀に心を向ける余裕ができる。」という意味。『精選版 日本国語大辞典』小学館)と言われるように、戸田市が真っ先にすべきことは、住民が物質的に不自由でない生活を営めるようにすることであって、こんな条例を制定することではないと思うのだが、如何だろうか。



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