我が国では「君子の交わりは淡(あわ)きこと水の如(ごと)し」と言われているが、もともとは荘子の言葉で「君子の交わりは、淡きこと水の若(ごと)く、小人(しょうじん)の交わりは、甘きこと醴(れい)の若し」という。
つまり、立派な人の交際は、あっさりしていて水のようであるのに対して、つまらぬ人の交際は、べたべたしていて甘酒のようだ、というわけだ。
中国は、日中平和友好条約に反して、尖閣諸島を自国の領土であると主張し、たびたび領海侵犯を行なっているし、韓国にいたっては、日韓基本条約・日韓請求権協定で解決済みの問題を蒸し返すし、竹島を侵略し続けている。
しかも、中国や韓国は、長年にわたって誤った歴史認識に基づく反日教育を行ない、政権批判の矛先を日本に向けさせている。
cf.日中平和友好条約
第一条
1 両締約国は、主権及び領土保全の相互尊重、相互不可侵、内政に対する相互不干渉、平等及び互恵並びに平和共存の諸原則の基礎の上に、両国間の恒久的な平和友好関係を発展させるものとする。
2 両締約国は、前記の諸原則及び国際連合憲章の原則に基づき、相互の関係において、すべての紛争を平和的手段により解決し及び武力又は武力による威嚇に訴えないことを確認する。
第二条
両締約国は、そのいずれも、アジア・太平洋地域においても又は他のいずれの地域においても覇権を求めるべきではなく、また、このような覇権を確立しようとする他のいかなる国又は国の集団による試みにも反対することを表明する。
にもかかわらず、我が国は、日中友好・日韓友好の名の下に、資金や技術など様々な支援や投資を続けている。馬鹿の極みだ。
世界で最も優れた国だと豪語している中国と韓国には、「君子の交わり」をすべきであって、外交ルートだけ確保して、一切関わらないのが上策だ。
それができないからこそ苦労しているのだという批判もあろうが、政府も財界も一度たりとも「君子の交わり」たらんとしたことがなく、むしろ嬉々として媚(こ)び諂(へつら)って「小人の交わり」を続けている。
下記の記事によると、深圳市(しんせんし)にある日本人学校に通う10歳の男児が刺殺された事件について、
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東京大学で中国問題を専門とする阿古智子教授は、日経アジアの取材に対し、「この悲劇は予想されていたものです。長年にわたり、中国当局は国民に反日教育を続け、憎悪を煽り続けてきました」と述べています。彼女は、歴史を直視することは重要であると認めつつも、憎悪の煽動は非常に危険であると指摘し、「多くの中国人が日本人に敵意を抱いており、さらには元々敵意を持っていなかった人でも、日本人を攻撃することで注目を集め、名声を得ることができると知っています」と付け加えました。
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東大の教授の中にも、まともなことを言う人がいたんだと驚いた。このような発言をすると、中国への渡航が制限され、研究に支障が生ずる可能性があるから、かなり勇気が必要だったのではないか。
犯人の動機が解明されていない段階で、単純に事件と反日教育・反日感情を結びつけることは控えるべきだとはいえ、事件後、中国人が事件現場に献花をしたのに、当局がすぐに撤去したらしい。
備忘録として、記事のリンクを貼っておく。
<追記>
阿古智子教授の記事があったので、リンクを貼っておく。
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