郵便受けにチラシが入っていた。新装開店のスーパーのチラシかな?、と思ったが、怪しい。
プレオープンの案内状を持っていくと、記念品として、ティッシュペーパー5箱又はトイレットペーパー12ロールをプレゼントとある。
オープン記念として、朝、昼、夕の各回先着で、特売品を100円で販売するとあり、約3ヶ月間の期間限定店舗とある。しかも、健康講習会を朝、昼、夕に行うそうだ。
また、有機たまねぎ・にんじん・じゃがいもなどをどれでも1袋100円でタイムセールするという。
チラシには、どこのメーカーか分からない調味料、加工食品、乾物、菓子、日用品等が格安の値段で書かれており、しかも、下の方に按摩器198,000円、ネックレス332,200円なども載っている。
また、チラシには、「健康食品、健康器具、装身具、化粧品、医療機器、食品、清涼飲料水、日用雑貨等の宣伝と販売を行うお店です。」とある。
しかも、「健康関連取引適正事業団 広告監修 消費者相談室」とあり、0120から始まる電話番号が書かれているのだが、実在する「健康関連取引適正事業団 消費者相談室」の電話番号は、052から始まる。
この「ネクストストア」の運営会社は、「株式会社E-next」。「健康関連取引適正事業団」のHPには、会員企業として掲載されている。
さらに調べてみると、この代表取締役は、「株式会社エコ関西」の代表取締役と同一人物だった。「株式会社エコ関西」の所在地は、「株式会社E-next」と同じだから、下記の事件後、「株式会社E-next」へ社名変更をしたのだろう。
「株式会社エコ関西」は、大阪府から景品表示法に基づく措置命令及び特定商取引法に基づく業務停止命令等を受けていた。
「健康機器を販売するにあたり、いわゆるSF商法により、高齢者に対して「癌や認知症が治る」などと不実を告げて、過去3年間に総額約3億円に及ぶ高額な機器を販売していた事業者に対し、令和2年3月18日付けで景品表示法に基づいて消費者への誤認排除などを求める措置命令を行いました。また、あわせて同日付で特定商取引法に基づいて3か月間の一部業務の停止を求める業務停止命令、再発防止などを求める指示、代表者個人に対する業務禁止命令を行いました。」
私が住んでいる地域は、高齢者が多いので、出店したのだろう。。。
なお、「催眠商法」とも呼ばれる「SF商法」については、下記を参照のこと。
「SF商法」は、最初にこの催眠商法を行った業者である「株式会社新製品普及会(Sinseihin Fukyukai)」の略称に由来するそうだ。
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