馬鹿に鋏は持たせるな <追記>

 Submarine Cable Map「海底ケーブル・マップ」を見ると、世界中に海底ケーブルが張り巡らされていることが一目瞭然だ。

 この現代国家における神経に相当する海底ケーブルを切断しまくっているのが中国だ。中国は、事故だと言っているが、意図的に決まっている。海底ケーブル切断装置の実験をしていたのだろう。

 例えば、昨年、バルト海の2か所で海底ケーブルを切断している。

 今年1月に続き、2月にも台湾沖で海底ケーブルを切断している。

 中国の大学が海底ケーブル切断装置の特許を出願しているらしい。

 そして、もっと深刻なニュースが飛び込んできた。「中国船舶科学研究センターとその傘下の深海有人潜水艇国家重点実験室が、水深4000メートルまで対応した深海ケーブル切断装置を開発しました。鋼鉄、ゴム、ポリマーの被覆で覆われた装甲ケーブルを切断可能で、海底採掘やサルベージ作業などに利用できる民生用の機器であるとのことです。」

 この発表を鵜呑みにするバカはいない。民生用ではなく、軍事用に決まっている。


 現時点で中国が海底ケーブル切断技術でトップを走っているわけだ。これを脅しの道具にできるし、いざ有事となれば、これを使って海底ケーブルを切断するとともに、攻撃衛星を使って、通信衛星を破壊して、インターネット・電話・GPSを利用不能に陥れることが可能になる。

 日本を含む現代国家の防衛体制は、情報通信機器に依存しているので、いわば中国に首根っこを押さえられた格好になったわけだ。


<追記>

 中国は、人工衛星同士の「ドッグファイト」の訓練をしているそうだ。

源法律研修所

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