漫画やアニメで、机の引き出しを開けたら、カエルがぴょーんと飛び出して、ギャー!と叫ぶ場面があるが、岐阜県美濃市(みのし)ではもっと怖いものが飛び出した。
下記の記事によると、美濃市の民生部に所属する20代の女性主事は、「おととし4月からことし3月までの約2年間にわたり、書類の放置や紛失、事務処理を怠るなど公文書の不適正な取り扱いが1048件あったということです。 このうち、支払いの遅延や過払いなどによる金銭的損害は28万円あまりに及ぶということです。ことし4月に女性主事が別の部署へ異動になり、後任の職員が机の引き出しに放置された書類を見つけたことから発覚。 女性主事はほかにも上司の指示を無視したり、居眠りしたりするなど勤務態度にも問題があったということです。」
そこで、美濃市は、この女性主事を停職2か月の懲戒処分にした。
詳しくは、美濃市の発表資料。
後任の職員さんが1048件の事務処理をしなければならないはずだ。この業務について精通していたらまだしも、初心者だったら目の前が真っ暗になっただろう。
いずれにせよ一人では到底処理しきれないから、課内で分担して処理するよう配慮してくれるだろうが、お気の毒だ。
監督不行届だということで、民生部長、民生部課長、民生部課長補佐は、減給を、民生部係長は、戒告を、それぞれ受けている。いずれも懲戒処分だ。
女性主事は、「わからない業務について調べることや確認することが苦手で、後回 しにしてしまった」と述べている。
人間誰しも苦手なことがあるから、私も偉そうなことは言えないが、だからといって職務怠慢、虚偽報告、公印(市長印)の無断使用等が許されるわけではない。
公務員としての適性を欠くので、これから1年ほどかけてじっくりと証拠固めをした上で、分限免職にすべきだろう。
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