公衆衛生行政医師 <追記あり>

 私は、異業種の人とお話をするのが好きだ。教えられることが多いからだ。異業種の人とお話をする機会に恵まれた際には、日頃の疑問をぶつけるようにしている。例えば、献血をした際には、問診をした老医師に、「昔の西洋の小説を読むと、医師が病人の血を抜く場面がしばしば出てきます。弱っている病人からなぜ血を抜くのでしょうか。」と訊ねたら、「昔は、血圧を下げる薬がなかったので、血を抜いたのです。私も戦後しばらくの間まで血を抜いていました。」と教えて下さった。また、歯医者へ行った際にも、「昔の小説や映画で、怪我人の患部に焼きごてを当てる場面がしばしば出てきますが、これは止血のためでしょうか。」とお訊ねしたら、「荒っぽい治療ですね。レーザーメスで焼き切ると止血するので、おそらく止血のためでしょうね。」と教えて下さった。


 先月、ある医師に医学部における公衆衛生の位置づけについてお訊ねしたら、「公衆衛生なんて専攻しても保健所勤めぐらいしかなく、収入も低いので、優秀な学生は専攻しませんね。。。」とおっしゃった。

 出来の悪い学生だった公衆衛生の専門家が武漢ウイルス対策に大きく関わって大丈夫なのかという一抹の不安を覚えた。

 私は、医学部の事情に精通していないので、この医師の言説の真偽を確かめようがなかったが、下記の記事を読むと、どうやらこの医師のおっしゃったことは間違いなさそうだ。記事によると、「病院が務まらない(臨床医)から、公衆衛生に行け」などと言われるそうだから、問題は深刻だ。


 平成7年(1995年)に世界で初めて大都市で化学兵器が使用されたテロ事件である地下鉄サリン事件は、ロシア・北朝鮮の濃厚な関与が疑われたのに刑事司法の場では解明されず、いつの間にやらうやむやにされ、抜本的対策が取られることもなかった。2003年に流行したSARSサーズと、2012年のMERSマーズは、いずれも中国が発生源だと疑われているのに、「一度あることは二度ある、二度あることは三度ある」という先人の戒めを守らず、今回の武漢ウイルス禍を招いてしまった。

 生物・化学兵器を弄ぶ信用できない隣国に囲まれている以上、国民の生命・健康を守るために、各自治体は、自衛隊と連携して、生物・化学兵器対策の専門教育・訓練を受けた医官を厚遇をもって公衆衛生行政医師として招聘してほしいし、また、保健所の公衆衛生行政医師を自衛隊へ派遣して生物・化学兵器対策の専門教育・訓練を施してほしいと思う。

<追記>

源法律研修所

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