2022.08.25 11:40変更解釈の具体例1 文理解釈(文言解釈)と論理解釈(目的論的解釈) 国の法令であろうと、自治体の例規であろうと、原課の職員さんたちが、誰が読んでも誤解しないように、規定の文章に何度も推敲を重ねた上で、内閣法制局又は法制執務担当の職員さんがチェックし、国会又は地方議会の議員さんもチェックしているから、行政実務上、9割方は、文理解釈・文言解釈(法令の規定を、その規定 の文字や、文章の意味するところに即して解 釈をすること)、平たく言えば、国語通りに解釈すれば足りる。 法令の制定直後は、その意味を明らかにする必要があるし、また、法令の規定と現実とのギャップが少ないので、文 理解釈が広く行われる。 しかし、社会は日々変化し続けているため、法令の規定と現実とのギャップが生...
2022.08.12 06:00政治と宗教 昨日は、お盆休み初日なので、のんびりとコーヒー片手にテレビをつけたら、ワイドショーが政治と宗教の話題を取り上げていた。 しばらく辛抱して見ていたが、コメンテーターと呼ばれる人々の床屋談義を聞いていると、イライラしてきて、我慢しきれず、テレビのスイッチを切った。 凡百(ぼんぴゃく)のコメンテーターのコメントを聞いて、時間と電気を浪費するよりも、1689年のジョン・ロック『寛容についての書簡』(中公バックス『世界の名著32 ロック ヒューム』中央公論社)を読む方がはるかに有益だ。 コメンテーターは、「〜の問題についてそろそろ真剣に議論しなければならない時期が来ているのではないでしょうか。」と馬鹿の一つ覚えのように言うけれども(こんなコメントをするだけで生...