アメリカの公立学校では、教育内容を決めるのは教師であるとして、性の多様性を教える教師と、それは価値観の押し付け、洗脳であって、家族を破壊し、伝統的な保守の価値観を壊するものである、性の多様性を学ぶのかを決めるのは政府ではなく親だとする保護者とが対立し、露骨な性描写がある等の理由によりLGBTQ関連の本が禁書にされる事態になっているらしい。
性の多様性・LGBTQの是非はとりあえず脇に置くとして、教育に政治を持ち込む教師が悪い。
私が公立小学校に通っていた頃は、日教組教育の全盛期であって、反日教育を受けた。神奈川県逗子市に比べ、大阪はとくに酷かった。
日の丸・君が代は、軍国主義の象徴であるとか、日本は無謀な侵略戦争を行なって残虐非道の限りを尽くしたとか教えられたものだ。もちろん、教科書や学習指導要領には載っていない偏った政治的意見にすぎない。
日教組に所属する先生たちは、赤旗を振って、肩を組んで労働歌を歌い、ストライキをよく行ったので、臨時休校になることもしばしばあった。
しかし、家庭では、幼き頃より武家教育を受けていたし、父が某企業の人事部長として労働組合との交渉を担当していたので、公立学校の教師には争議権(団体行動権)が認められておらず、ストライキを行うことは違法であるなどと教えられていたので(日教組の教師であっても、先生として敬うようにと教えられた。)、幸い洗脳されることはなかったけれども、先生たちのおっしゃることと両親の言うことが食い違うことが多々あり、正直戸惑ったものだ。
同級生たちは、先生たちに洗脳されるものが多く、天皇陛下(昭和天皇)を口汚く罵る者や君が代斉唱の際に歌わない者が多くいた。
アメリカの公立学校に通う生徒たちも、きっと戸惑っているにちがいない。日教組の教師と同様に、教育に政治を持ち込む教師が悪い。教育の分断を生んでいるのは、他ならぬ教師たちだ。
私は、公務員試験予備校でも自治体職員研修でも、決して政治的な意見を述べないように常に心がけている。自分の政治的意見を述べる場ではないからだ。日教組の教師もアメリカの教師も、教師としてのモラルに欠けていると言わざるを得ない。
いずれ周回遅れで日本でも同様の事態になることだろう。アメリカのように立ち上がって声を上げる保護者が果たしてどれだけいるか、はなはだ疑問だが。
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