真夜中の喜劇 <追記>

 昨夜、床に着いたら、韓国で戒厳令が敷かれたと速報が入ってきた。北朝鮮との停戦合意が破れて朝鮮戦争が再開されたのかと思いきや、戒厳司令部の布告全文を読んだら、そうではなかったので、さっさと寝た。

 今朝になると、国会で戒厳令の解除要求決議案が可決されたことを理由に、韓国の尹大統領が戒厳令の解除を表明していた。

 大統領は、元検察官だから、韓国の憲法を熟知しているはずだ。戒厳令を敷いて軍を動かすならば、事前に軍部と打ち合わせて、国会の解除要求決議を阻止すべく、外出禁止令を出し、主だった国会議員を自宅に軟禁して外部との通信を遮断し(国会議員には不逮捕特権があり、戒厳令下でも逮捕されない。)、国会周辺を封鎖すべきだった。

 ところが、戒厳令を出してから2時間後に国会議員が国会に集結して、当該決議をしたわけで、お粗末な作戦としか言いようがない。

 しかも、国会へ陸軍の特殊部隊を派遣したのに、入り口に椅子などで設置されたバリケードに阻まれ、消火器を噴霧されて撃退されるだけでなく、議事堂への侵入に手間取っている間に、当該決議がなされていた。議事堂の電源を切断し、議事堂内に催涙ガスを投入する知恵がないのかと呆れた。

 この韓国の特殊部隊は、世界最強を自称しているが、以前見た訓練動画では、実戦訓練と言いながらも武器や背嚢(はいのう)を置いて、上半身裸になって浮き輪を付けて浅い川を渡っていた。金槌の特殊部隊なんて、初めて見た。

 何をやらせても中途半端なので、お蔭で昨夜と今朝は笑わせてもらった。


 お笑い韓国軍とは異なり、おそらく自衛隊並びに在日米軍及び在韓米軍は、この戒厳令による混乱に乗じて北朝鮮が何らかの動きをする可能性に備えて、警戒していたはずだ。


 韓国の国会は、野党が過半数を握っているので、大統領が辞職しなければ、内乱罪で弾劾裁判にかけるらしい。

 なんにせよ、近いうちに左派の新大統領が誕生するだろう。米国のトランプ大統領は、反日反米に凝り固まった韓国の新大統領を相手とせずに、韓国の頭越しに北朝鮮と直接交渉するかも知れない。

 反日反米は、韓国の国益を損なうことが分からない韓国民が直接選んだ大統領だから、自業自得だ。

 我が国としては、韓国と外交ルートだけは開けておいて、一切関わらないのがベストだ。

 

<追記>

 北朝鮮は、中国人を使って米国で禁止されている装備品等を調達していたそうだ。同様のことは、日本でも行われているだろう。

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