フランスの儀典書籍の中で最も権威のある『実用儀典提要』の著者である文学博士・外交官ジャン・シャルル・セールは、「教育の目的は、子供を社会生活に適応させることにある。」と述べて、英国のパブリック・スクールの教育の目的が「知性を養うことでもなければ、想像力を養うことでもない。ただ、一人の大人を作り出すこと」にある点を高く評価している(『ふらんすエチケット集』白水社、21頁、22頁)。
我が国でも、どこへ出しても恥ずかしくないように躾けることが教育の目的だった。
残念ながら、我が国では、特に戦後、教育の目的を履き違え、得てして学力に偏重するきらいがある。
その最たる例が、子供達の模範となるべき石破総理のマナー違反だ。
昭和16年、文部省は、『礼法要項』を制定した。マナーの教科書だ。昭和17年版の方が漢字にルビが振ってあるので、子供には読みやすいだろう。リンクを貼っておく。PDFにしてダウンロードできる。
今の学校では教えない以上、この教科書に基づいて家庭で教育すべきだ。我が子が育ちが悪いと笑われないようにしっかりと躾けてほしいものだ。
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