「沖縄県観光ボランティアガイド友の会」主催の講演会で、作家の目取真俊氏が「軍隊は住民を守らない」という沖縄戦の教訓の継承を訴えたそうだ。
目取真俊(めどるま しゅん。本名:島袋正)氏を存じ上げないので、調べてみたら、琉球大学法文学部卒業後、期間工、警備員、塾講師、県立高校の国語教師を経て、芥川賞を受賞した小説家だった。
「軍隊は住民を守らない」そうなのだが、目取真氏自身、ひき逃げで書類送検されているので、「革マル派は被害者を守らない」ということも言わないと、不公平ではなかろうか。
警察庁は、革マル派について、次のように説明している。
また、目取真氏は、日米地位協定に伴う刑事特別法違反容疑で逮捕されている。筋金入りの活動家だ。
この講演会を主催した「沖縄県観光ボランティアガイド友の会」は、「沖縄観光コンベンションビューロー」が主催したガイド講習会修了者によって、1997年に創立した沖縄の平和・歴史ガイドの会で、修学旅行で沖縄に訪れる高校・中学校生徒を中心に平和学習をしているそうだ。
「沖縄観光コンベンションビューロー」は、沖縄県の外郭団体で、現職県幹部が評議員や理事を務めており、そのHPで「沖縄県観光ボランティアガイド友の会」への寄付を呼びかけている。
沖縄県庁は、「沖縄県観光ボランティアガイド友の会」を令和5年度沖縄県観光功労者として表彰している。
県ぐるみで革マル派の活動を支援していると思われても仕方あるまい。修学旅行先や観光ガイドも慎重に選ばないと、批判能力のない生徒たちへの洗脳教育に加担することになろう。
沖縄戦については、以前、触れた。約10倍の圧倒的兵力差を物ともせずに勇猛果敢に戦い、刀折れ矢尽き、県民に対する後世特別の御高配を賜らんことを願いながら、責任をとって自決した沖縄根拠地隊司令官大田実海軍少将は、「軍隊は住民を守らない」と罵(ののし)られて、草葉の陰で泣いているだろう。
0コメント