今から40年ほど前に聞いた話だが、警察署には、被害者などの関係者からお礼として贈られた酒があり、検察事務官(立会事務官)が各警察署を廻ってこれらの酒をかき集め、地検の事務所で事件解決の打ち上げをささやかに行っていたそうだ。検察庁には、予算がないので、立会事務官が損な役回りをやらされていたのだ。
今では公務員倫理がうるさいので、社交儀礼の範囲内であっても、警察がお酒を受け取ることはないのではないか。
とはいえ、警察とお酒は切っても切れない関係にあるようで、昨今は、警察がお酒を販売する時代になったようだ。
下記の記事によると、「茨城県警は創立150年を記念し、好評な県内酒造会社の日本酒と梅酒を「プライベートブランド(PB)」として、県警本部(水戸市)で発売した。職員同士の交流や、日々の警察活動、事件捜査に協力してもらっている県民への謝礼にも活用していく」そうだ。
飲み比べに参加させてほしかった!笑
自治体のゆるキャラグッズと同様に考えて、PR活動等の一環として日本酒や梅酒を販売しているのだろう。当然、酒類販売業免許を取っているはずだ。
法的には問題ないとしても、茨城県警の警察官が飲酒運転で逮捕でもされたら、身も蓋も無いので、注意して欲しいものだ。
今後は、乾杯条例を制定している自治体で、茨城県警と同様の動きがあるかもしれない。
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