Cambridge Dictionaryによると、honey trapハニー・トラップ「甘い罠」とは、the use of an attractive person to try to get information from someone「誰かから情報を得ようとする魅力的な人の使用」を意味する。女が色仕掛けで男を籠絡(ろうらく)するのが通常だが、逆の場合もある。男女ともにその標的となるのだ。
Wikipediaによると、「「ハニー・トラップ」という言葉はイギリスの小説家ジョン・ル・カレの造語であり、『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』(1974年)で用いられてから広く一般に広まった」そうだ。
我が国で中国のハニー・トラップとして有名なのは、自民党の橋本龍太郎首相だ。
当時、大手メディアは、報道しなかった。脅しのネタを報道されると、脅しの効果が薄れて目的を達成できなくなるから、中国が報道を控えさせたのだろう。その後、中国へのODAが増額された。
民進党代表であった前原誠司衆議院議員(現在、維新の会共同代表)も、北朝鮮のハニー・トラップに引っかかったと噂されている。
これらは、氷山の一角にすぎず、政治家、財界人、官僚、自衛官、学者、評論家、技術者、メディア関係者など、多くの人がハニー・トラップの餌食(えじき)になっていることだろう。
最近では、より手口が巧妙化しているそうだ。
ところが、不思議なことに、これだけハニー・トラップ疑惑が取り沙汰されているのに、いつまで経ってもスパイ防止法が制定されないのだ。
それだけ政権与党など国の中枢にまで工作員の手が及んでいるのだろう。このように考えれば、様々な問題について、辻褄(つじつま)が合う。
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