今年の夏の暑さは、異常だ。例年ならば、どんなに暑くても、休みの日には散歩をしたのだが、今年は、外へ出る気にすらならない。
これではいかんと思って、人生で初めて日傘(晴雨兼用の折り畳み)を買った。ところが、大阪府は、曇りがちで、明日からは雨で、日傘の出番はまだなく、効果を検証できていない。
そこで、少しでも涼しくなればと思い、寒〜い雪国の話をしよう。
私は、亡父が転勤族だったので、幼き頃より、引越しばかりしていたが、雪国には住んだことがなく、これまで知らなかったのだが、雪国では、どんなに眠かろうが、どんなに酔っ払っていようが、毎晩、寝る前に「水抜き(水落とし)」をしなければならないそうだ。
水道管の水が凍結して、水が出なくなったり、水道管が破裂して階下の部屋まで水浸しになるからだ。
水抜き(水落とし)というのは、①水抜き栓(元栓)を閉め、②蛇口をひねって、③水が抜け切ったら蛇口を閉めることだ。
流し台、お風呂、洗面所、トイレ、洗濯機の蛇口、庭の蛇口など、すべての蛇口を水抜き(水落とし)しなければならないのだ。
面倒くせぇ〜〜〜ッ!夜中にトイレに行く際には、元栓を開けて、トイレのタンクが水で満たされるのを待って、用を足した後で、改めてすべての蛇口を水抜き(水落とし)せねばならないなんて、どんな罰ゲームやねん!
朝、また元栓を開けて、雪かき・雪おろしをしなければならず、面倒臭い。
水抜き(水落とし)の詳しい手順は、下記を参照。
学生やサラリーマンが雪国以外の地域から雪国に引っ越してきた場合には、大学、不動産屋・家主などから、水抜き(水落とし)をするようにと口酸っぱく注意されるそうだ。
もしこれを怠って階下の部屋まで水浸しにすると、水道管の取替工事費、階下の電化製品等の被害額を賠償せねばならず(民法第709条)、莫大な損害額故に、自己破産せざるを得ない状況に追い込まれるかららしい。
そのため、専用の保険まであるという。
私のような大雑把で横着な人にとっては、背筋も凍るお話だったのでは?笑
軟弱者と呼ばれようとも、暑いのも嫌だが、寒いのも嫌。雪国は旅で訪れるべきところだね。
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