「こんなわんこが欲しい♪」と思うのは、私だけではあるまい。
根気強く教育したのだろう。
我が国で「ほめて育てる」ことが推奨されて久しい。おそらく叱って育てられたのは、私の世代とその下の世代ぐらいが最後ではないかと思われる。
少なくとも今の若者は、ほめて育てられており、しかもパワハラが禁止されて久しいので、相手のためを思って「叱ること」と怒りの感情に任せて「怒ること」との区別がつかないし、叱られるよりも叱る方が辛いことも分からず、ちょっと叱られただけで傷ついて、意気消沈したり、逆恨みしたりする軟弱者が多いように見受けられる。
この「ほめて育てる」という教育方法は、西洋発祥だ。これを必要とする文化的背景があるにもかかわらず、文化的背景を異にする日本へそのまま移入するものだから、軟弱者が生まれるのだ。
日本の国柄にマッチしないものを移入しなかった遣隋使・遣唐使の見識の高さに比べ、なんと愚かなことだろうか。
否、日本の国柄にマッチしないことを百も承知の上で、日本人を腑抜けた軟弱者にして日本社会・文化を根底から内部崩壊させるために、フランクフルト学派が「ほめて育てる」教育方法を日本へ移入し、普及させたのだ。
この企ては、見事に成功を収めた。「もし戦争が起こったら国のために戦うか」という質問に、「はい」と答えた日本人の割合は、世界最低の13.2%にすぎない。
「義を見てなさざるは勇なきなり」(正義の行いだと知りながら実行しないのは、勇気がないからだ)。現代日本が他国を侵略することはない。他国が日本を侵略してきた場合に、これと戦うことは正義だ。「ほめて育てる」教育方法により、日本は、怯懦(きょうだ)な者ばかりになってしまったのだ。
しかも、内閣府の令和4年度「こども・若者の意識と生活に関する調査」によると、引きこもりが全国で146万人と推計されている。
「ほめて育てる」教育方法により、国力まで削がれてしまった。犬ですらちゃんと教育すれば、立派に働くというのに、この体たらくはなんだ。
国やマスコミは、人手不足だからという理由で、外国人労働者の移入を積極的に進めているが、そんなものは不要だ。引きこもり146万人が働けば、人手不足が解消するからだ。
さらに、親になるに値しない連中が子作りして、一人では育てられないからと言って、他人や社会に施しを求める権利があると言わんばかりに、なんでもかんでも無償化を要求し、愚かな政治家が選挙目当てにばら撒き行政をしている。日本は、いつから卑しい乞食の国になったのか。
自らの手でどこへ出しても通用する立派な子供に育てる覚悟も教養もない者が親になって、「ほめて育てる」から碌でもない連中になるのだ。
「ほめて育てる」教育方法の問題点については、下記の記事が参考になる。
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