日本の左翼とは異なる

 下記の記事によると、ヨーロッパでは、極右政党や新興のポピュリズム右派政党が躍進する一方で、従来主流であった中道左派政党が衰退しているそうだ。


 ところが、デンマーク社会民主党は、安定した人気を維持しているらしい。


 デンマーク社民党は、1980年代から積極的に移民を受け入れる政策を推進してきた。

 

 その結果、移民の大量流入が地域のインフラや雇用を圧迫するようになり、「線引きが必要だ」という声がデンマーク社民党の首長からも上がるようになった。


 しかし、デンマーク社民党の上層部は、この声を無視し続けた。差別主義者というレッテルを貼られることを恐れたからだ。


 しかし、「2015年、社民党が国政野党に転落した後に党首を任されたフレデリクセンは、かつての党上層部の対応は間違いだったと明言し、入国規則の厳格化、移民の社会統合の強化、移民の根本原因を絶つための対外援助の拡大という3本柱の移民政策に舵を切った。」


 「これは決して人気取りを目的としたその場しのぎの政策ではなく、社会民主主義的な本来の福祉国家路線へ回帰したにすぎない」

 「外部からの無尽蔵な受け入れと社会的弱者を支える福祉国家の持続は両立できない」からだ。


 「社会に外から流入してくる人が多すぎるとき、その代償を最も多く払うのは、労働者階級、あるいは社会の下層階級です。金持ちや、高給取りで良い仕事に就いている人ではありません



 


源法律研修所

自治体職員研修の専門機関「源法律研修所」の公式ホームページ