今、全英のみならず、米国でも話題になっている英国海軍の退役軍人がいる。ノルマンディー上陸作戦で戦った御年100歳のアレック・ペンストーン氏だ。
“My message is, I can see in my mind’s eye those rows and rows of white stones and all the hundreds of my friends who gave their lives. For what? The country of today? No, I’m sorry, but the sacrifice wasn’t worth the result that it is now.”
「私のメッセージは、心の目に、何百人もの友人たちや、その他多くの人々が命を捧げた白い石が何列にも並んでいるのが目に浮かぶということです。一体何のために?今の国のために?いいえ、申し訳ありませんが、あの犠牲は、今のような結果には値しませんでした。」
"What we fought for was our freedom – we fought for it. Even now, it's a darn sight worse than when I fought for it," Penstone said.
「私たちが戦ったのは自由のためだった。私たちは自由のために戦った。今でも、私が戦った時よりも状況ははるかに悪い」とペンストーンは語った。
ペンストーン氏たちは、英国と英国人の自由を守るために戦い、多くの戦友が死んで、白い墓石が何列にも並んでいる。結果は、犠牲に見合うものではなかった。
「こんな移民・不法移民だらけの英国にするために戦ったのではない!」と言いたいのだろう。
第二次世界大戦で戦った世代は、ファシズムに勝利したと称賛されてきた。戦争に勝利さえすれば、英国の自由、道徳、社会秩序、文化等が守られると期待して命懸けで戦ったが、現実にはそうではなかったことを思い知ったときの絶望感は、戦場で戦った者でなければ分からぬだろう。
退役軍人が自らの犠牲が結果に見合うものであったかどうかを世に問うたことは、重い。
その犠牲が無意味ではなかったとするならば、戦没者の犠牲を称える活動は、単なるセレモニーで終わらせるのではなく、再生として継続されねばならない。
他方で、大所高所から見れば、英国をはじめとする西洋は、今まさに白禍の報いを受けている。
身から出た錆だと言えるが、先祖の植民地支配の罪を子孫が移民を受け入れるという方法で永遠に背負わねばならないというものではあるまい。
The Longest Day邦題「史上最大の作戦」(1962年)のMovie Clipと主題歌
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