真実は一つ

 韓国・韓国文化・韓国人について、事実を並べただけで、「ヘイトだ!」とものすごい嫌がらせをされる。本当のことを言われると、よほど都合が悪いようだ。

 下記の記事は、韓国の新聞であり、韓国人記者の署名入りの記事だから、「ヘイトだ!」とは言われまい。


 下記の記事によると(太字:久保)、

 横浜市の「寿1丁目から2丁目に位置する「ドヤ街」は、1965年の韓日国交正常化以降に日本に来た韓国人を称する「ニューカマー」が一番最初に集団居住地を形成した地域とされる。韓日国交樹立後も、韓国政府が海外旅行を自由化するまでの約20年間、日本に行ける韓国人はごく少数だった。ほとんどが日本人との結婚を通じてビザを取得したか、大きな危険を冒して密航船に乗った人たちだった。」


 「1989年に海外旅行の自由化措置が行われ、事実上この時から「韓国人ニューカマー」の歴史が始まった。一般の人に合法的な日本入国の道が開かれると、「短期観光ビザ」を取得し、不法滞在(オーバーステイ)を覚悟して日本に出稼ぎに来た労働者がその先頭に立った。特に寿町にはオーバーステイを問わない日雇い労働市場があったうえに、まずこの地域に位置した済州出身の「オールドカマー」がニューカマーに架け橋の役割を果たしたものとみられる。」

 「ほとんどが不法滞在者であり、一部は偽造パスポートを使ったり強制出国させられた後、家族の名前で再び日本にくる場合もあった


 「この地域は1965年の韓日国交正常化以前に日本に定着したオールドカマーとニューカマーをつなぐ「架け橋の役割」もする。ニューカマーたちが日本に初めて足を踏み入れ、落ち着く場所を探す過程で、オールドカマーに頼ったり協力したりすることで早い定着が可能だったということだ。現在は韓流ブームを経て韓国人社会が完全に定着した後、日本に来た40代以下の若年層は「ニューニューカマー」とも呼ばれる。新宿韓国商人連合会の金日(キム・イル)理事長は「初期のニューカマーは日本語をちゃんと学べる場所もなく、日本に来て新聞配達やホテルの清掃、皿洗い、日雇い労働などで定着し、韓国人集落を作り上げた」とし、「第1世代のニューカマーが日本社会に根を下ろし、韓流ブームと共に第2世代がそれ以上に活発に動いているため、韓国人の立場は今よりももっと向上するだろう」と期待を示した。

 我々日本人が詳しく知らない韓国人の遵法精神・倫理観や在日韓国人社会の成り立ちを教えてくれる有益な記事だ。


 この記事を読む限り、不法滞在や密入国が違法であり、悪いことだという認識がなく、罪悪感や贖罪(しょくざい)意識のかけらもない。

 不法滞在や密入国は、犯罪であって、「三年以下の拘禁刑若しくは三百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する」ことになっている(出入国管理及び難民認定法第70条)。


 記事をいちいち引用しなかったが、誰一人として、在留を強制されたわけでもなく、日本に強制連行されたわけでもなく、自らの意思で不法滞在や密入国し、自らの意思で日雇い労働をしておきながら、危険な目に遭ったり、きつい労働環境だったり、差別されたりしたと主張して、常に被害者ぶっていることが分かる。

 自分を被害者の立場に置くことで、日本人を加害者に位置付け、相対的に有利な立場にしようという意識が働いているのだろうか。


 さらに、「オールドカマー」が「ニューカマー」(第1世代)を、「ニューカマー」が「ニューニューカマー」(第2世代)を手助けして、不法滞在者や密入国者である同胞を次々に引き入れ、定着させ、日本社会に根を下ろす。そして、日本に不法滞在・密入国しておきながら、図々しく韓国人の立場の向上を期待していることが分かる。


 韓国人に限らず、不法滞在者や密入国者が日本社会に生活基盤を築き上げ、日本生まれの子どももいて、すっかり日本社会に溶け込んでいるのだから、在留資格がないという理由だけで強制送還することは、人権侵害であって、生活基盤のある日本で安心して暮らせるようにせよ、と言い出すかも知れない。


 「オールドカマー」のように、将来的に「ニューカマー」・「ニューニューカマー」も日本に強制連行され、差別されたと主張して、日本政府に対して謝罪と賠償を請求する可能性がなきにしもあらずだが、この記事は、その有力な反論になるという意味でも、大変有益な記事だ。


 出入国在留管理庁におかれては、法に基づいて粛々と不法滞在者・密入国者を強制送還してほしい。

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