2025.12.09 12:45首相の器 石破茂前首相が、中国の習近平国家主席との首脳会談を回顧して、習主席の人物を次のように評している。 「うん底知れない。一種の恐ろしさ…中国の大人(たいじん)っていうのかしら。それはトランプ大統領みたいに本当に言いたいことを言い合うっていうことにはなかなかならなかったですよね。 もちろん実際に会談したってのは1回だけだけれども、もちろんそこで何か言い争いがあったわけでもない。ただあの中国っていう国の歴史であり、特に日本との関係で中国の経済、中国の安全保障、中国の思想そういうものを本当に可能な限り学んでいかないと、この人とは話ができないねっていう。そういう一種のうん。威圧感っていうのかな、言い方おかしいですけども、そういう底知れぬ深みみたいなものは感じまし...
2025.12.08 11:52職務代理者はつらいよ 静岡県の伊東市の小野市長が市長選に敗れて、田久保市長になって、経歴詐称疑惑問題で市長と議会の対立が激しいため、副市長2名(伊東市副市長定数条例)の選任に関する議会の同意(地方自治法第162条第2項)が得られなかったのだろうか、副市長が不在だ。 田久保市長は、二度目の不信任議決を受けて失職しており、現在、市長も副市長も欠けている。 市長だけでなく副市長も欠けたときには、規則で定める上席の職員が市長の職務を代理する(地方自治法第152条第3項)。講学上は、法定代理と呼ばれるが、実務では、職務代理と呼ばれる。 伊東市長の職務を代理する者に関する規則(平成17年3月31日 伊東市規則第29号)によれば、(1) 市長戦略監の職にある者 (2) 企画...
2025.12.08 00:34予防接種 コロナワクチンの接種は、定められた回数を毎回受けた。また、毎年、早めにインフルエンザの予防接種を受けている。 今度は、医者が、50歳以上の人は、帯状疱疹の予防接種を受けた方がよいと言う。 帯状疱疹は、体内の水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスが活動を再開することで発症する病気だ。子供の頃にかかった水疱瘡のウイルスが神経節に潜んでいて、活動を再開するらしい。 定期接種が始まる65歳だったら、自治体が費用の一部を助成してくれるケースもあるそうだし、定期接種の対象者以外の任意接種についても、費用の一部が助成されるケースがあるらしい。 私は、まだ65歳ではないし、助成対象でもないから、全額自己負担だ。 3人に1人が帯状疱疹にかかるらしく、失明したりするケースも...
2025.12.07 08:59いのち短し 恋せよ乙女 今日は、天気が良かった。散歩の帰り道、コンビニが外に設置している灰皿でちょっと一服しようと立ち寄ったら、店のオーナーだろうか、制服を着た70代後半の女性が灰皿を清掃なさっていた。手が冷たいだろうに、丁寧に水で洗っていた。「ありがとうございます」と言って、吸い殻を灰皿に捨てた。 何も買わないのは申し訳ないと思って、買い物したら、クーポンが2枚出てきて、ペットボトルのコーラとココアを2本貰った。ラッキー! さて、堺屋太一の小説『団塊の世代』がきっかけで、1947年・1948年・1949年の第一次ベビーブーム期に生まれた世代のことを「団塊の世代」と呼ぶようになった。現在 76〜78歳の人たちだ。 団塊の世代は、人数が多いため、受験や就職など、競争が熾烈で、...
2025.12.07 01:14消えゆく寺社 少子高齢化・人口減少の影響は、すさまじく、地域が担ってきた寺社を維持できなくなっているそうだ。 下記の記事によると、「地域の宗教的な施設の土地は正確に登記されておらず、所有者を調べても分からないケースが目立つ。」 「手だてとして、所有者不明土地・建物管理制度に基づき、裁判所が弁護士や司法書士などから選任する管理人による土地・建物の処分を挙げる。今回は利用価値の高い市街地にあることから、「土地を売却できれば、建物の解体費に充てられるのではないか」と小林さんは助言する。 一方、土地や建物を引き続き利用したい場合は、法人格を持つ認可地縁団体を立ち上げて土地を帰属させる方法があるという。道祖神や筆塚といった碑の立つ土地を、自治会を認可地縁団体として帰属...
2025.12.06 10:24ブーメラン発言 『実用日本語表現辞典』によれば、*** 「ブーメラン発言」とは、他者を批判・糾弾するはずの発言の内容が、そのまま自分自身にも該当し、自らの首を絞める結果となるような発言のことである。要するに「人のふり見て我がふり直せ」と咎められるような発言のことである。 「ブーメラン発言」という表現は、単に「自分にも当てはまる内容で相手を口撃すること」自体を指す以上に、「そのような状況に陥っても自分の非については認めない(二重基準)か顧みない(厚顔無恥)」ような態度に対する揶揄や侮蔑の意味を込めて用いられる傾向が色濃い。 とりわけブーメラン発言が多くて目立つ人物や団体は「ブーメラン職人」と呼ばれることがある。その言動は芸風になぞらえて「ブーメ...
2025.12.06 06:38「キンダーハイム511」? 浦沢直樹の漫画・アニメ『MONSTER』に、キンダーハイム511という施設が登場する。子供たちから人間性を奪い、東ドイツのために働く殺戮兵器として教育する実験場だ。 もちろん、これは架空のお話なのだが、チャウセスクが独裁者として君臨していた社会主義時代のルーマニアの孤児院がモデルになっていると思う。 「チャウセスクの落とし子」「チャウセスクの子供たち」などと呼ばれるが、劣悪な環境で愛情を知らずに育った「ルーマニアの孤児」の末路は、悲惨であり、哀れだ。 下記の記事によると、ロシアが連れ去ったウクライナの子供たちの一部が北朝鮮の「松涛園国際少年団キャンプ場」に送られ、「日本の軍国主義者を全滅させる」ことを教えられているそうだ。 真偽の程は分からないが、事...
2025.12.06 02:36苦労は楽のタネ 役所では、人事異動は、当たり前。人事異動したら転職したぐらい仕事内容が異なる。自分がやりたい仕事ではなかったり、興味のない仕事であったり、性格的に向かない仕事であったりするだろう。役所務めをする以上、これは避けられない。 その役所に留まり続ける以上、知識・経験がある人が部下や後輩であったとしても、恥を忍んで頭を下げて教えを乞い、早く仕事に慣れるよう努力するしかない。 職員さんたちは、きっと人事異動のたびに、壁にぶつかり、乗り越えてこられたはずで、その過程でご自分なりの克服のテクニック、ノウハウを習得しておられるのではなかろうか。 ご自身が人事異動で苦労したからこそ、自分の職場に新たに異動してこられた上司・同僚に親切に対応することもできるわけだ。 係長...
2025.12.06 01:12空襲被害者支援条例 世田谷区が、「太平洋戦争中に米軍による空襲で負傷するなどした住民に見舞金を支給する」空襲被害者支援条例を、首都圏で初めて制定したそうだ。 見舞金は1人3万円で、1回限りの支給。国籍を問わず、精神障害を含むそうだ。
2025.12.05 10:47境界未定地域 下記の記事によると、「新潟県南部の豪雪地帯で35年にわたって続いた「境界線」を巡る争いが10月、最高裁で決着した。江戸時代からの資料を基に、湯沢町と十日町市が主張を展開した民事訴訟で、湯沢町に軍配が上がった」そうだ。
2025.12.05 06:56Nijyu 下記の記事によると、米国上院に、米国籍と他国の国籍を同時に保持することを禁ずる「二重国籍廃止法案」が提出されたそうだ。 米国への「唯一かつ排他的な忠誠」を確保することを目的としている。 提出者のバーニー・モレノ上院議員(共和党・オハイオ州)は、米国籍を「名誉であり特権」であり、他国と共有すべきではないと説明している。