スイスが女性に兵役義務?

 以前、このブログで、国民国家において、国民=兵士であって、女性に参政権を認めるのであれば、女性にも兵役義務を課す国民皆兵制を採るのが筋だ(国民皆兵制が良いことだとは決して言っていない。)と述べた。


 そして、我が国では、戦前において、女性に兵役義務があったと述べた。

 さて、下記の記事によると、スイスが女性に兵役義務を課すことを検討しているそうだ。

 隔世の感を憶え、大変驚いた!日本ではバイアスがかかっているため、ほとんど知られていないが、スイスは、超が付くほどの男尊女卑の国だからだ。

 スイスが超男尊女卑だと言うと、意外に思われるかもしれない。憲法学者もマスコミも、「日本は男女平等が遅れている!」とばかり叫んでいるからだ。

 実は、スイスで、女性の参政権が連邦レベルで認められたのは、1971年2月7日で、ヨーロッパで最も遅かった。

 男女同権は、1981年になってやっとスイス連邦憲法に盛り込まれたが(第8条第3項)、すべての州レベルで女性の参政権が認められたのは、なんと1990年なのだ。


 スイスでは、女性5人に1人が性暴力被害に遭っている。

 北欧諸国は、バイキングの国だと言われているが、要するに、強盗殺人犯の国。貧しき故に、強盗するしかなかったのだ。強盗できなくなった老人は、崖から突き飛ばして殺していた。長年の伝統から、敬老の精神がないので、老親を養わずに、老人ホームという名の収容所に送り込んでも平気でいる。もともと倫理観が低いので、青少年犯罪も多い。

 スイスも、今でこそ精密機械を生産する豊かな国だが、もともとは貧しい国で、多くの人が移民したり出稼ぎ(バチカンの護衛兵は、スイスの傭兵だ。)したりしていた。近代になって貧富の差が極端に激しくなったのは、アニメ『アルプスの少女ハイジ』のハイジとクララの暮らしを見ても分かるはずだ。

 北欧諸国もスイスも、自然環境が厳しく、あまりにも貧しいが故に、生き残るためには、男尊女卑のマッチョな国にならざるを得なかったのだ。

 このような国民性は、おいそれと変わるものではない。北欧諸国もスイスも、女性に対する性犯罪が多いのは、そのためだ。北欧諸国がジェンダー平等に偏っているのは、その反動だ。極端なジェンダー平等に舵を切らなければ、超男尊女卑が直らないからだ。スイスも、その仲間入りをしようともがいている。

 我が国の馬鹿な左翼学者は、かかる国民性や歴史を考慮に入れずに、見習えと主張するから、本当にタチが悪い。遣唐使が我が国の国民性にマッチしないものを移入しようとしなかったのと大違いだ。


 話を戻すと、女性に兵役義務を課さざるを得ないほど、スイスも危機感を抱いているということだ。

 情けないことに、我が国は、相変わらず平和ボケしている。。。


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