2025.04.29 22:40「道」から見た国柄の違い 1998年、プロレスラーのアントニオ猪木が引退試合で詩を披露した。リアルタイムでテレビ中継を見ていたが、なんだか気恥ずかしかったことを覚えている。 「この道を行けばどうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし 踏み出せばその一足が道となり その一足が道となる 迷わず行けよ 行けばわかるさ」 この詩は、『猪木寛至自伝』に、一休宗純の言葉として掲載されているらしいのだが、実は、一休さんの詩ではなく、清沢哲夫(のちの暁烏哲夫)氏の詩「道」だそうだ。 この詩は、初出「同帰」第335号(昭和26年10月1日発行)。 『無常断章』1966.5 法蔵館に所収されているそうだ。
2025.04.26 11:24多文化共生推進枠? <追記1,2> 下記の記事によると、「三重県伊賀市は24日、来年4月入庁の事務職採用で、外国籍の人を対象にした正職員の採用枠を新設すると発表した。国や文化の多様性を行政に取り込む狙いで、若干名を採用する。県内の市町では初の試みという。」 「多文化共生推進枠」という名の永住者または特別永住者の資格を持つ外国人を対象とした「外国人の正職員採用枠」だ。学歴不問で、SPIと面接で合否を判定するそうだ。
2025.04.25 01:26抜き取られ続ける個人情報 下記の記事によると、中国の「DeepSeek(ディープシーク)」が開発した生成AIサービスを利用した韓国人の個人情報とAIに指示するための文言(プロンプト)が中国内の3社と米国内の1社に渡っていたそうだ。 韓国のみならず、世界中の人々の個人情報等が抜き取られていることだろう。
2025.04.24 21:30内部通報制度 下記の記事は、兵庫県の内部通報制度の問題点を他の自治体と比較しながら分かりやすく解説しており、政策法務の勉強になることから、備忘録としてリンクを貼っておく。
2025.04.24 14:33倭 世界最古の漢字辞典『説文解字』によれば、「倭は順(しなやか)なる貌(すがた)なり。人に従い委の声」とあるので、この漢字自体には、悪い意味はない。 7世紀以前に、支那人は、日本のことを指して「倭」と呼んでいたが、その理由については、日本語の一人称が「わ」(吾)だからだという説が有力だ。低姿勢だったからだとか、身長が低かったからだとか、諸説あり、門外漢の私には判断しかねる。 理由はなんにせよ、支那の冊封体制において、「倭」は、支那の皇帝に朝貢して臣下の礼を尽くしていた。 しかし、これは、屈辱だった。 そこで、『旧唐書』(くとうじょ)によれば、「日本国は倭国の別種なり、其(そ)の国日辺に在るを以(も)って名となす。或(あるい)は曰(いわく)。倭国自ら其の名...
2025.04.22 21:50恥を知れ! 2023年、自民党女性局の松川るい参議院議員や今井絵理子参議院議員らがフランスに海外視察に出かけたが、まるで観光旅行のようだと批判を浴びたニュースは、記憶に新しい。いまだに報告書が公表されていない。
2025.04.21 00:17町内会トラブル 町内会・自治会が、入会・退会自由の任意団体であることをご存知ない職員さんが少なからずいるので、地方自治法研修で、認可地縁団体を説明する際に簡単に触れるようにしている。 相談を受けた際に助言できるように、下記の判決も、押さえておいた方がよかろう。 福井市の町内会を退会したら、ごみ収集所の利用を禁止された男性が裁判を起こした。
2025.04.20 23:28警察の酒販売 今から40年ほど前に聞いた話だが、警察署には、被害者などの関係者からお礼として贈られた酒があり、検察事務官(立会事務官)が各警察署を廻ってこれらの酒をかき集め、地検の事務所で事件解決の打ち上げをささやかに行っていたそうだ。検察庁には、予算がないので、立会事務官が損な役回りをやらされていたのだ。 今では公務員倫理がうるさいので、社交儀礼の範囲内であっても、警察がお酒を受け取ることはないのではないか。 とはいえ、警察とお酒は切っても切れない関係にあるようで、昨今は、警察がお酒を販売する時代になったようだ。 下記の記事によると、「茨城県警は創立150年を記念し、好評な県内酒造会社の日本酒と梅酒を「プライベートブランド(PB)」として、県警本部(水戸市)で発...